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常にその物量に圧倒される近江町市場の海鮮ネタ。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

2年間の出向生活でラッキーだったのは職場の立地である。
なにせ徒歩3分程度のところに近江町市場があったのである。
すでに当時から近江町市場は金沢市民の台所であると共に、というかすでにどちらかというとジモティよりも観光客向けの印象が大きかったが、それにしてもまだ北陸新幹線開通前のころは、観光客一辺倒といったことも無くまだまだ良心的なマーケットであったと記憶している。

着任当初はとにかく近場で散策ということで、お昼休みや定時後になると近江町市場に出向き、どこにどんな食材が売っているとか、一か月も経つとマップを見なくてもだいたい解るようになっていた。

着任した時期が夏で、そこかしこで岩牡蠣、真牡蠣がうずたかく各店舗で積み上げられている光景にはとても驚いた記憶がある。
というのも牡蠣は『r』の付く月に食べるものという先入観があったからである。
着任時の7月にはもう見たコトの無いような岩牡蠣が高々と積み上げられている。
金沢ではじめて知ったことだが、岩牡蠣はむしろ『r』が付かない5月から8月が旬なのだそうである。

そして、岩牡蠣が姿を見せなくなる頃には真牡蠣が積み上げられることになる。



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