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わたしとほたさん

昨年末、恒例の定期検診にほたさんを連れて行った。

血液検査と尿検査を行い、結果が思わしくなかったと連絡があったのが先日の出来事。
尿管結石があるかもしれないとのことで、まずは食事から改善していこうということになった。
正直な所わたしはほたさんが年老いてきていることを、忘れていた。
定期検診は当たり前のことで、結果に異常がないことも当たり前のことだった。
しかしそれは当たり前ではなくて、確実に歳をとる、老いてゆく。そして自分も老いてゆくこと。普通に生活してたら意識出来ないこと。思い知らされた。

ほさたんがうちに来たのは、わたしが19歳の時。
高校生の頃精神的に参ってしまい学校を辞めて通信制高校に入学したわたしは当時の彼氏とバンドを組んでみたり路上で歌ってみたり色々してたけどとりあえず人生史上一番クソな時期で生きる気力も働く気力もなく、堕落した生活をおくっていた。
そんな時、彼氏のお母さんがわたしが猫を好きなことを知って知り合いの子猫を紹介してくれた。ド田舎の田んぼ道で何匹かの子猫を見定めした。
その時、抱き上げて「この子にする!」と言った時「にゃん!」と返事をしたのがほたさんことほたるで、その時からの付き合いになるのである。
その彼氏とはその後最悪な別れ方をしてまたその時死にそうになったけどとりあえず生き抜いてほたさんとずっと一緒にいる。
消したい記憶のような気がするけど、でもその彼に出会わなかったらほたさんにも出会えなかったわけだからそれはそれでありだったのかなって気もしてる、そんな今。

わたしの大切な家族で、彼女で、親友で、猫だけどたまに人間みたいな子。
ほたさんがいなかったら、今のわたしはいなくて、仕事も学校も何にもうまくいかないでもしかしたら死んでたかもしれなくて、だから本当に大切な存在で絶対絶対絶対に守りたい存在。

これから症状がどうなっていくか分からないけど。
絶対にわたしがあなたを守る。それを誓いたくて、此処に書きました。

読んでくれてありがとう。

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