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2021年5月23日 ゴールド(XAUUSD)の長期足環境認識

このnoteは初心者の方に向けた記事で、私が販売しているスキャルピング手法の補足情報的な位置付けになります。

スキャルピング手法のエントリーポイントと直接関係があるわけではありませんが、上位足から見て現在値がどこに位置するのかということは勝率を高めるうえでとても重要です。

そこで、今後は定期的に長期足の環境認識を載せていこうと思います。

環境認識は答えがあるようなものではないため、ここで載せるのはあくまで私個人の見解です。


<日足>

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ゴールドの上昇下落要因はファンダメンタルがメインですが、このチャートを見ても分かるようにテクニカルはテクニカルでしっかりと効いています。特に水平線に関してはよく効き、世界中の人が意識する価格では必ずと言っていいほど反応します。

3月にダブルボトムをつけ、教科書通り1,760辺りのネックラインを抜けた後に一度戻しを付け、反転して大きく上昇していきました。1,845辺りで少し抑えられましたが、上昇の勢いが強く突破していきました。

現在値は下降チャネルを上抜け、やや揉み合っているところです。

今後の値動きですが、この上昇の勢いが続けば1,958のラインを目指していくと思います。上昇するにしても、1,845辺りまで戻しを付ける可能性はあります。

また、もし1,845をすんなりと下抜けて下降チャネル内に戻ってきた場合には、再び1,760のネックラインを試してくると思います。

前述の通り、値動きはコロナやその他世界情勢などのファンダメンタルによって決まるので、今後は上昇していきますor下落していきます、などという占いのようなことは言えませんが、どの辺りに収束するかということは多少なりとも予測できます。

それに加えて、長期足の方向が分かれば、スキャルピングをする上でもトレンド方向へのエントリーはリスクリワードを上げる、ロット張るなど、工夫次第で勝率や利益率を高めていくことができます。


<4時間足>

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もう一段階時間軸を落とした4時間足です。4時間足でも水平線が効いていることが分かります。

このラインで区切られた区間をひとつのブロックと捉えて、そのライン上限付近は高値圏、下限付近は安値圏と考えます。

トレードの本質は「安値圏で買って高値圏で売る」ですので、水平線を引くことはトレードをする上でとても重要です。

ラインを引くポイントは、ラインとラインの間隔をざっくりでいいので一定にすることです。もし水平線を引くことが難しければキリ番でも全然問題ありません。キリ番は全世界共通なので、必ず値が反応する水平線になります。

現在値ですが、上昇チャネルの上限に張り付いている状況です。張り付きはブレイクの兆候なので、大きく上方向にブレイクする可能性があります。ただし、約2ヵ月に渡って上昇トレンドが続きましたので、そろそろ調整の戻しが入るかもしれません。

ブレイクすれば日足で述べた1,958、調整の戻しが入ればキリ番1,850か同じく日足で述べた1,845がポイントとなります。

以上です。

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