マヨネーズ

今でもその言葉が生きているかは知らないが、マヨラー。少なくとも予測変換には出てきたが、言葉のゾンビの可能性もあるな。まぁいい、とにかくマヨラーの話。

何を食べるにもマヨネーズかけるならそれはマヨネーズ食べるために食事をしてるようなもんで、正直言って気持ち悪い。
味覚のことは好み、とは言えやっぱり気持ち悪い。

ここのところ、このマヨラー的な発想が広がっている気がする。多様性がない、反応が一様でつまらない、どれだけたくさんかけたか、ボリュームを上げ下げするだけしか答え方を知らない。
代表格は「ヤバイ」だろうか。
どんな意味にもなり、どんな場面でも出てくる。善悪どちらにも現れてなんとなく消えていく。その場のニュアンスでどちらかは分かるけど、だからってそれがスイートな言葉の使い方とは思えない。

キューピーだって「マヨネーズは立派なソースだ」と言ってます、主食じゃありませんよ。
多様な味覚、それに相応しい料理があってそれぞれの味を楽しむのが文化だと思う。
言葉を集約していくとこぼれ落ちる背景がある。その単語でしか正しく表せないものが消えてしまう。

まぁ仕方ないよな。受け手にそれを感じるセンサーがなければどんなニュアンスも伝わらないもんな。
それが伝わる人に素敵な言葉を使っていくしかないよな。

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