超探偵事件簿 レインコード クリア感想みたいなやつ(ネタバレ有り)

超探偵事件簿レインコードとは

「雨が降り続く奇妙な街で未解決事件に挑むダークファンタジー推理アクション。記憶喪失の探偵見習い『ユーマ』と『死に神ちゃん』の2人が事件の解決を目指す。」(HP引用)

「ダンロン製作陣による新感覚推理アクションゲーム」みたいな触れ込みのゲームです。自分はダンロン初代しかやってないライト層ですが、十分楽しめました。てかやってなくても絶対楽しめる。やれ。

注意!!

このブログは2023:06:30発売のスイッチソフト「超探偵事件簿 レインコード」のクリア後感想になります。とんでもない数のネタバレを含むので以下の方はこれ以上先に進まずにゲームを買ってプレイしてください。クリア後感想なので前の章でも後の方の章のネタバレが含まれてたりします。「1章までは動画で見たしそこまで読も〜」なんて気持ちで進むと痛い目見ますからね?

一応空白開けとく










0章感想

ここからはすでにプレイ済みの方しか読んでいないハズなので直で0章の感想にいきます(未プレイの人間いないよね?)。

いやー0章びっくりしましたね。題名が「アマテラス急行殺人事件」だったので、「超探偵誰か死んじゃうんだろな〜あの可愛い女の子プッチーって名前なのか〜死なないで欲しいな〜犯人であって欲しくもないな〜」なんて思ってたら見事に全滅しましたね。

なんでや!!!!!!なんで0章で超探偵9人のうち5人死ぬねん!!!!!プッチーちゃんを返せ!!!!!

いやほんとこれ。あんなに可愛かったプッチーちゃんが秒で退場。普段はクールで冷静な感じしてるけど、ユーマと手が触れ合いそうになっただけであんなに顔を赤らめるくらい可愛い一面を持ってるプッチーちゃんが!公式4コマ漫画でユーマとお揃いコーデ似合いそうっていう内緒話を盗聴して恥ずかしがる可愛いプッチーちゃんが!秒で退場!!なんでや!!!!
まあ正直にいうと、2体目のメラミさんの焼死体見つけた時点で全滅は予想してた。メラミだけに焼死ってか。名前に恥じない死因でしたね。まあ全員焼死だったけども。

それからアマテラス社保安部に罪を着せられそうになって、やっべーってなってる時に死に神ちゃんの力を借りて謎迷宮へ。
この死に神ちゃん完全形態変身シーン、超てんちゃんっぽかったな…
流石にチュートリアルの0章なだけあって、謎迷宮は説明が多めでしたね。相手の言葉に正しい証拠を突きつけて戦うといった某裁判ゲームみたいなシステムはダンロンと似てる気がした。

それにしても、この事件の犯人、とんでもない賭けみたいな犯行してるんですよね。まず他の超探偵たちが睡眠薬入りの飲み物(ワインとかコーヒーとか)飲んでくれなかったらその時点で計画破綻じゃないですか。プッチーちゃんが「私、コーヒーは苦手なんです」なんて言い出したらどうするつもりだったんですかね。そうじゃなくても敵地に赴くんだからもうちょっと警戒くらいしても良いはずなのになんでそう簡単に用意された飲み物を飲むんですかね。それでも探偵かお前ら。
その他にも、1号車が分裂する前にユーマが1号車を出てなかったら詰みだし、ユーマが5号車に行こうとする前に1号車をドッキングさせれないと詰みだし、そもそもユーマが救護室のガラスを割るのが2〜3分遅れてたら犯人一酸化炭素中毒で死んでたし、あまりにもハイリスクすぎませんかね?

この時は犯人が最初と最後の死体が同じってのを隠すために焼死にしたってことだったんだけど、今思えばこれは血の色を見せないようにするための運営の意図も入ってたんだろうな…

まあなんやかんやで謎迷宮を踏破し破壊、犯人は死に神ちゃんに魂を狩られ無事死亡。
その後も頑張ってユーマを捕まえようとする保安部をいい感じの交渉で帰らせる所長かっこいい。ちなみに所長の登場シーンを見た友人は「なんか死にそう」と言っていた。その後のプロローグで超探偵たち+所長はアマテラス社を相手取ることが確定。所長は巻き込まれて可哀想。

1章感想

恨みを買ってる人間を殺すという都市伝説「クギ男」のような事件が半年前から続いていて、その日、4人目の被害者が出たといった内容。

ハララさん回。この章でユーマの探偵特殊能力が「能力共有」だということが明かされる。なんでも手を繋いでいる時、その相手の能力を同様に使うことができるんだとか。じゃあプッチーちゃんと手を繋いでそういう雰囲気になることもあったんじゃないですかね。ユーマそれもうちょっと早く気づいてろよ。具体的にはアマテラス急行内で。

クギ男は教会の神父だったんだけど、僕はこれわかんなくて50%に賭けて勝った。そういえば信者は教会の焼却炉入れねえんだった。当時の僕はすっかり忘れてました。へへ。

ちなみに4つの密室の謎についてなんだけど、

1つ目、4つ目…楽勝じゃね?
2つ目、3つ目…は?わからんわ

って感じだった。特に2つ目。この密室パッと解けたハララさんすごい。なんなら3つ目に関しては記憶を封印された謎迷宮の中でもう一回解いてたし。流石っす。
ていうか腕も通せない小窓の隙間から狙った所に鍵投げることができるの、神父さん普通にエイム良すぎませんかね。

後模倣犯指名普通にミスった。いやだってあれずるいでしょ。犯人候補に無言の依頼人の少年入れたら急に怪しく見えるじゃん。理屈とかなくても反射的に選んじゃうでしょあんなの。

謎迷宮クリア後、ユーマの解決編が始まると思ったら犯人が死んでヨミーたちが介入してきて事件終わっちゃって、ちょっと悲しんでるっぽいハララさん推せる。まあヨミーとしてはここで所長が捕まっちゃうと色々困るよね。

余談ですが、この時ハララに借金した約550万シエン(通貨の単位。500万シエンで高級車が買えるくらいらしい)、どうやって返したんですかね。やっぱナンバー1権限で世界探偵機構から経費として落としたりしたのかな。知らんけど。

まあそんなこんなで1章終了。密室調査+過去観使って密室調査×3まあまあだるかったな…

2章感想

クルミちゃんという演劇部に所属している女の子からの、半年前の事件の真相を突き止めてほしいという依頼を受けることになり、デスヒコ君の能力を使って女装して女子校に潜入。女装したユーマバカ可愛かったです(作中の女の子から見ても相当可愛い方だったらしい)。デスヒコ様万歳。さすがマイメン。

演劇部が絡んでくるって時点で「まあ劇中に誰か死ぬやろな〜」ってのは予想できたけど、毒で苦しんで血吐いて死ぬ声めっちゃ気持ち悪くてびっくりした。フルボイスの弊害。

その後、クルミちゃんの冤罪を晴らすためにデスヒコ君の能力を使って東奔西走することになるわけだけど、ここマジで頭こんがらがった。容疑者候補3人に変装して話を聞くパートで、ワルナに変装した時はヨシコがワルナを疑っているみたいな口ぶりだし、ヨシコに変装した時はワルナとクラネ両方から疑われてる感じだったし、どうなってんだこれってなったけど、4人の集合写真の断片を見つけて、「ああそういうことか」ってなった。あの癖が強いメンバー全員+クルミと大親友になれるアイコちゃんマジですごい。多分コミュ力お化け。

そういえば、半年前のアイコの事件、あれ自殺って判定するのやばいなって思ったけど、よくよく考えたらカレンの親ってアマテラス社と結構深い関係なんだっけ?流石にガチで自殺だと思ってたわけじゃないよな…あれ話聞くだけで真相わかるもんな…

まあなんやかんやで解鍵が揃って謎迷宮へ。謎迷宮という設定を最大限まで活かした演出だったと思う。3つのルートが共犯という取っ掛かりを使うことで一つのルートになり真相への道が開けるっていうやつね。その点でデスヒコ君の活躍シーンも用意されてて嬉しかった。

しかし、犯人の3人、アイコの死の真相を親のコネとかを使いまくって独力で見つけるの、すごい行動力だな…相当アイコのことを思ってたんだろうなぁ…
まあそうは言っても殺人犯であることには変わりないのでしっかり魂を狩って現実に帰還。事務所は沈み、スワロ様が肉サイコロにされ2章終了。

3章感想

章を追うごとに書きたいことが少なくなってる気がする。まあ1番書きたいのはそりゃ0章と4章以降だししゃーなし。

こういうゲームで主人公の扱いがどんどん可哀想になっていくのは覚悟してたけど、今回のユーマ君マジで不憫すぎた。なんか突然拉致られて、拉致ってきたレジスタンスとかいうよくわからん奴等に協力を頼まれ(しかも何かあった時は尻尾切れるからリスクが高い仕事をやらせる)、断ろうとしたらリーダー以外のメンバーから総スカンをくらうっていう。街中に監視カメラ設置して回ってたら爆弾で保安部からテロリスト扱いされ、挙句の果てにレジスタンスアジトでは唯一まともっぽかったシャチが死んでて、駆けつけた保安部に犯人扱いされる始末。可哀想に…

それはそうと3章はフブキちゃん回でしたね。時戻し初披露演出かっこよかったなぁ…能力知った時は「時戻しチートじゃね?」なんて思ったけど、ちゃんと万能じゃなくて、むしろ自分だけそんな力を持っているが故に死んだ人間に対して罪悪感を覚えてしまう…ちゃんとキャラが立っていてよかったです。

この章は犯人が謎迷宮に入るまでわかんなかったな…まあ雨で排水溝が隠れてるからしょうがないとこはあるけど。それでも記憶能力ヤバめの一部の人は「そういえばあそこ排水溝があったな…じゃあそこめがけて飛び込んだんだな!それができるのは水泳全般得意なイカルディだ!」ってなったんでしょうか…

謎迷宮、フブキちゃんがふわふわしすぎてて死に神ちゃんが徐々にツッコミ(とはちょっと違う気がするけど)に回っていくの、見てて面白かった。最終的にちゃんと友達になっててほほえましいですね。照れる死に神ちゃんの表情差分初めてだったよね?

そういえばテロリスト対策班の2人、どうなったんですかね。探偵どもを逃したってミスで言えばスワロ様同様肉サイコロになっててもおかしくないですけどね(まあスワロ様生きてたけど)。ギヨーム、一人称が「これ」なの斬新で好き。

まあなんだかんだで事件解決。事務所は復活。3章終了。

4章感想

4章。ヴィヴィア回。所長回でもある。マジで辛い。きつい。
捜査過程で、犯人候補があまりにも少なすぎることで「これやばいんじゃね…?身内から犯人出るんじゃね…?」と思ってたけど、きちんと予感的中。はぁ…

今回に至っては探偵サイドが真っ当に怪しかった回だった。あんなん保安部じゃなくても探偵が犯人だって思う。

アマたん操縦パート、エアロック室での映像の乱れはなんか関係あるんだろうな〜なんて思ってながらも、謎迷宮までそのことを頭から外してた。悪い癖。
それとパネル室、ルールをいまいち理解してなくて、アマたんとその上の所長は高圧電流に焼かれまくった。あまりに焼かれすぎて「パネル室をスキップしますか?」っていう救済措置が出てきた。その次のチャレンジでちゃんと成功。アホ。

幽体捜査パートで、捜査したい場所に行く時の霊魂避け、地味にむずくて3回くらいミスった。多分このゲームのアクション的要素で1番むずかったのこれじゃないですか?

謎迷宮、最後の方までずっとこの事件最大の謎(毒ガス室の突破方法)についての問いが出てこないの、ユーマが考えとして選択肢に入れてることしか謎迷宮に出てこないってので、その謎を解いてしまったらほとんど犯人が所長で確定してしまうからっていうシーン、めっちゃ好き。ユーマも気付いてはいたはずだけど気づかないふりをしていたみたいな描写もあってもうほんとに…ってなった。ヴィヴィアさん連れてってなかったら、ユーマが真実と向き合うこともできなかっただろうな…

最後の死に神ちゃんの魂狩るシーンの最後の方がここにきて変わったんだけど、前半全く同じだったから飛ばしちゃって気付いてない人いそう。
そんで所長の魂狩ってからの隠しダンジョン。ウエスカと悪事を働いていて、所長を裏から操った人間の正体について。ヨミー、やっぱお前か。まあ知ってたけど。
そういえば、隠しダンジョン前の選択肢で「すべての謎は解けた」を選択してるとどうなってたのかな。ワンチャン変わんない説ある?マコトがヨミーを捕まえに来る時にユーマたちがきょとんとするくらいで終わるのかな…?

現実に帰還。ヴィヴィアさんが謎迷宮内の出来事まで覚えてるのにびっくりした。んで、ユーマたちがわちゃわちゃやってる間にマコトがヨミーの部屋で彼の犯罪履歴を見つけてくれてヨミー無事失職。悪の権力者が喚きながら連れてかれるシーン、みてて最高でした。

事切れた所長に他のメンツを悲しませないために心臓マッサージを継続するハララさん最高にイケメン。フブキちゃんの号泣表情差分もゲット。

その後世界探偵機構本部がテロられて、マコトからもらった箱から噴き出してきた麻酔によりクルミちゃん+探偵組全員昏睡。4章終了。所長の死を軽く扱うナンバー1(影武者)にしっかり怒りの感情を見せるハララさんかっこいい。

余談ですが、所長が犯人って可能性を考慮し始めて、初めて見る表情のユーマたくさん出てきた。目元隠れてるやつとか、目開いて号泣してるやつとか。豊作豊作。

5章+エピローグ感想

5章。急展開の連続すぎてびっくりした。「5章どうなるのかな〜」とか思ってたら、いきなり謎の廃村で目覚め、クルミちゃんと外に出たら何故かゾンビが蔓延してて、逃げた先にあった謎の工場に逃げ込んで、その工場では肉まんが全自動で作られてて…突然の世界観の移り変わりに頭がついていかないうちに他の探偵組4人と思われる食い荒らされた死体が見つかって、もう何がなんやら。

肉まんの正体についてはまあこんなところで作られてるってのと欠陥ホムンクルス共がアマたんから出てる肉まんに群がっていってるので大体察した。死体が機械に放り込まれるのをユーマ1人で目撃した時4その場で肉まんの原材料を伝えないユーマ君めっちゃ優しい。原材料を知った時に自分よりクルミちゃんの心配してたなあの男。ユーマ普通の人間なのに肉まん食わせてごめんね。

そう言えば1個1000シエンの肉まんがカナイ区の人間からの評判が他の安価な肉まんと比べて悪いってのは、人肉の割合が安価な肉まんより少ないからなのかななんて思った。よくできてるわこのゲーム。

まあこの章、謎解き自体はそんなむずくなかったかなぁ。ただ内容がやばい。重すぎる。住民全員の血液検査、空白の1週間事件、カナイ区の鎖国、ホムンクルスの生態、血液検査不参加のクルミちゃんのおじいちゃんが行方不明などの情報が点から線になって大方の真祖を察した瞬間「え?は?そういうこと?嘘でしょ…?」って声がでた。あ、でもユーマの正体については謎迷宮で問いとして出されるまではわかんなかったな…

あとあれ、血の色。あれが伏線になってるとか気づかんわ。いや確かに「謎迷宮内でガッツリ赤色の血使ってんのに死体の血の色わざわざピンクにせんでよくないか?」とは思っていたけどまさか伏線とは。誰が気づくねんあれ。
でもこの時探偵4人の死体から出てる血がピンクだったから本人の死体ではない→多分全員生きてるってなって一安心してた。3章あたりから「フブキちゃん死んだら立ち直れない」ってずっと言ってたから死体見つけた時発狂したけど、本当に生きてて良かった。

そんなわけで無事謎は解け、残酷な真実を暴くことを決意したユーマとカナイ区の住民を守るために真実を公表したくないマコトのラストバトルが始まります。演出かっこよかったね。立ち位置反転とか解刀乱れ打ちとか。ひとしきり終わった後、ユーマはこれまでの記憶と引き換えに謎迷宮から非常口を使って脱出し、5章終了。

エピローグはホムンクルスであることが公表された後のこと、クルミちゃんがユーマを追う旅の準備をする話。本物のユーマ君人肉からしか摂取できないホムンクルスの必須成分の代替要素開発しててちゃんとすごい。まさか「特技:料理」がここにきて活きてくるとは。お前がカナイ区復興のMVPだ。
ホムンクルスのみんなもちゃんと現実を受け入れていてよかった。けど一個気になるのが、1番報われないのは食い殺されてるオリジナルだよなぁって。
後ユーマが死に神ちゃんのこと覚えてたね。すごいご都合主義な気がするけどまあハッピーエンドだからよし!

あとがき

僕はこの文章が初ブログなんだけど、このゲームの面白さを世界に発信したいと思ったからブログ始めたんですよね。なんとか書ききれてよかった。
拙いところもあったと思うけど、ここまで読んでくれてありがとうございました。
そういえばC103行くんですけどレインコードの同人誌あるかな。あったら買います。

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