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逃げるようにマフィン

今年はなんとか曲を表に出すことをやっていきたいので、ゼロから書くことを試みているのだが、なかなかそう簡単には書けない。

これはものづくりをする人ならば誰でも行き着くところであり、いわゆる産みの苦しみ、というやつなのだけど、
これがなんとも孤独な戦いで、しんどい。

ただ、創作物を世に送り出している人たちは、みなこの戦いに勝っている。
作品の優劣は問わず、まず作品を完成し、世に送り出すプロセスを終える、という部分の戦いに関しては。

私はここ数年負けっぱなしだ。
「作品を世に送り出し筋」は衰える一方、筋トレを真面目にやり直しているところというわけ。

私にとっての書けない、とは、「曲のテーマ(歌詞の方向性含む)が見つからない」というものと、「完璧主義」というものがある。
ラブソングなんて数万曲あるこの世界、わざわざ私の恋愛観を人に聞かせてどうする、という気持ちもあるし
誰かに偉そうに説きたいメッセージなんて、そもそももう私の中に無い気がしている。(もしくはあるけれど掘り起こすところから)
とはいえ、この世に何かを一太刀浴びせてやりたいという気持ちがなければ音楽なんてやらない気もするし、その欲求は私の中に間違いなく存在している。それはわかる。

私は昔からそうなのだが、曲ができない時は決まって、
「ゴール(完成)が明確で、且つゼロから始まるものづくり」を狂ったようにしてしまう。
マイブームとしてその動きがあり、とことんやり、飽きたらやめる。

今は狂ったようにお菓子を毎日作り続けている…
マフィン、パウンドケーキ、クッキー、ケーキ、ガトーショコラ…
しかもやり出すと突き詰めたくなるので、基礎を学び、道具を揃え、実験を重ね、今は小麦粉の種類に大変興味がある状態だ。高いオーブンレンジのウェブサイトも見始めてしまった…やばい。
一芸が身に付くのは良いことだと思うし、人生が豊かになるように思うので別に飽きるまで突き詰めたら良いのだけど、太らないようにしなきゃいけないのと、夜中の2時とかに作り出してしまうのをなんとかして辞めたい。でも思い立ったら完成させなければ気が済まないのだ。そして脳が活性化してる夜に思いついてしまう…

その勢いで音楽を作れたら良いのだけど…欲求不満をぶつけられたお菓子を量産している。身体に悪そ。美味しいけどね。

これも文章を書く筋肉をつける筋トレ。
今年はアウトプットするぞ。するんだ。

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