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Salvation:救いは来ます

N83B Nebula in the Large Magellanic Cloud

今日は、大マゼラン星雲の中にある、N83Bと呼ばれる小さな星雲からのメッセージです。


私はあなたにたくさんの愛を送ります。

どんなに絶望的に見える時にも、必ず希望は残っています。なぜならすべての出来事には救いの道が必ず用意されているからです。繰り返して言いますが、“必ず”です。例外はありません。

しかし、残念なことに、しばしばそのことが見失われています。

救いがないと思い込んでいるのです。それがカルマを生み、世界に滞留をもたらす要因となっています。しかしそのような時代は終わりを告げようとしています。暗く重く凝縮され、固まったエネルギーは、最後に爆発的な勢いで解き放たれるからです。

その瞬間、すべてのものはより高い次元に引き上げられます。

凝縮と解放というサイクルは、霊的成長への1ステップに他なりません。

あなたの暮らす星を見て下さい。中心に行けば行くほど、より重く、より固くなっていきます。しかしそのようなものほど、強く高い波動を放っているではありませんか。

絶望とは凝縮のことです。これ以上ないというほど、重く固まってしまった状態です。それはまったく動き様がないかのように見えます。しかしそれは一つのサイクルのちょうど折り返し地点なのです。

希望はあります。

もし希望を見いだせないのだとしたら、それは視点や思考が一つに偏っていることを表しています。落ち着いて、深呼吸をしてください。一つの呼吸が、宇宙の1サイクルかのごとく、ゆっくりと深くしてみましょう。

私は常にあなたを見守っています。


この世界は、矛盾した世界

「この世のすべてはカルマである」とサイババは教えました。

宇宙というものは一種の矛盾をもって誕生したのです。宇宙が生まれる前、そこには「神の絶対的孤独」と呼ばれる状態がありました。

それは、神だけの世界であり、神以外には何もなく、ただ神が在る状態です。ゆえに神を認識するものは誰もおらず、また神自身も自らを認識することもありませんでした。

つまりそれは、全くの「無」と同じであったのです。


ある時神は、自らを認識したいと意図しました。

その瞬間、それまで完璧な世界に、一つのゆらぎが発生したのです。

ゆらぎとは、絶対であったものが、そうでなくなったことを意味します。

完全の中に不完全さが発生しました。

なにもなかったところに、ゆらぎ=振幅が発生したのです。

振幅の端から端までの間に、時空が発生し、私たちの知る宇宙が誕生しました。

その瞬間、神は自らを認識するものとなったのです。

つまり、神が神を見るという状態が発生したのです。

我と汝の関係性です。


この相対的な関係性は、2つの性質を持ち合わせました。

それは、互いにひきつけ合い、一つとなろうとする性質と、

互いに分離し、新たな世界を創ろうとする性質です。

我と汝がひきつけ合い、一つになっても、必ず新たな汝(=子)が生まれます。

融合と分離という相反する2つの営みが起こる世界が誕生しました。


融合は、愛という言葉で表現されます。

分離は、対立、競争、戦い、冒険、拡大などという言葉で表現されるようになりました。

つまり、創造とは、分離、拡大無くしては起こり得ないことなのです。

こうして生まれた世界は、2つの相反する性質を持ち合わせた、矛盾した世界となりました。


人間もまた、矛盾した存在

「神は、人を神の形にかたどって創造された」と聖書には記されています。

これは、私たち人間が、宇宙の法則を顕現する存在であることを表しています。

私たちの多くは、理想を語り、愛を語り、融和を語り、それを実現しようと励みます。

それを行っているのは、私たちの中にある、第5チャクラから第7チャクラの部分です。

一方で、私たちの肉体はこの物理次元で生きようと働きます。そのため、自らの命を脅かすものから自分を守ろうとします。私たちの体には免疫システムがあり、外敵と戦い、侵入してくるものは殺していきます。

それは行動にも表れ、具体的に危害を加えようとする者には、対抗措置をとろうとします。

それを行っているのは、第1チャクラから第3チャクラの部分です。

私たち一人ひとりもまた、分離と戦い、愛と融和といった、2つの相反する性質をもった存在です。

つまり、この世界で生きていくにあたり、私たちはみな、この矛盾を抱えながら生きていかなければなりません。

これは、良いとか悪いとかということではなく、宇宙の性質がそうなのです。


“問題” は、魂が成長しようとしているサイン

この矛盾した世界に生きている限り、問題は必ず発生します。

問題の本質とは、分離の概念が生み出す怖れです。

怖れもまた、分離の働きです。

大切なことは、分離がなければ、宇宙は拡大しないということです。

分離があるからこそ、宇宙は拡大し、成長し続けることができるのです。

ということは、怖れが生じている状態(=分離)は、まさに成長、拡大のチャンスなのだということです。

問題がおきている時は、魂が成長しようとしているサインなのです。

それ自体は良くも悪くもありません。

人が成長して行くには、様々な過程を経ていかなくてはなりません。

小さな子どもが大人になるまでの間には、肉体がどんどん大きくなりますから、それまで着ていた服を脱ぎ捨て、新しい服に着替えなければなりません。

見聞が広がり、考え方も変わるでしょう。

能力もあがって、それまでできなかったことができるようにもなります。

人は常に変化していきます。

人だけでなく、この世界は常に変化していきます。

それを「無常」と言います。

変化に対して抵抗し始めると、それが問題として認識されるようになるのです。


どうしたら “問題” は解決するのか

1〜3(肉体)のチャクラと、5〜7(思考)のチャクラをつなぐ、第4(ハート)チャクラが鍵です。

ハートは、常にニュートラルです。

肉体が過去に属するのに対し、思考は未来を思い描きます。

でもハートは、常に「今」にあって、肉体と思考をつないでいます。

このハートの力こそが、「中和」というものです。

中和とは、バランスがとられた状態を表します。

調和とも言います。

たとえばここに、塩酸(酸性)と水酸化ナトリウム(アルカリ性)があるとします。

どちらもそのままでは劇薬です。

しかし、その2つを同じ量混ぜると、化学反応を起こし、中和されて、塩(塩化ナトリウム)が出来上がります。

塩は食べても無害です。

人が肉体の本能(エゴ)のまま生きれば、弱肉強食が起きて問題です。

逆に理想や主義だけで生きれば、それもまた反するものを排除しようとして問題です。

ハートによって、バランスが取られることによって、初めて社会は、うまく循環していきます。

自分の中で、ハートによる調和を起こすことによって、それまで問題と思っていたことが、問題ではなくなります。


調和を起こすには、今ここにいること

私たち一人ひとりの心臓は、常に、ハートチャクラのもつ波動と共振しています。

ハートチャクラは、常に宇宙の波動と共振しています。

自らの心臓の鼓動を感じながら、生活することは、常に宇宙と共振する状態を作り出します。

また呼吸も大切です。息を吸うことと吐くことを意識して行うことは、体全体のエネルギーの循環を促し、そのバランスを整えます。

この宇宙と調和した状態を簡単に作りだすことができるのが、「散歩」です。

問題が起きたと思ったら、ぷらぷら散歩すること。

私たちの多くは、問題が起きたら “対処しなくてはならない” と思い込んでいます。

だから、問題に対して何かしようと焦ってしまうのですが、多くの場合は、火に油を注ぐようなものです。

なにか起きた出来事に対して、やるべきことが完璧にわかっていれば、それはもはや問題ではありませんね。

問題になるのは、やるべきことがわからないからです。

わからないのなら、焦って闇雲にやらない。

まず、自分自身が調和した状態になること、これが一番大事です。

呼吸を整え、心臓の鼓動を意識します。

すると、「今、ここ」にいるようになります。

自らの内側が調和すると、それを投影している外の世界も、ワンテンポ遅れて調和し始めます。

その時間というプロセスを信頼すること。

そうすれば、いつの間にか問題は無くなってしまいます。

これが宇宙の法則です。

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