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とても穏やかな7人、BTSの ‘Map of the Soul: 7’から合理的に得られるもの

The RingerのBTSファンが新アルバムを聴いてみたところ、彼女はパ二ックに陥ることなく完全に冷静だった。

2日前にBTSの厳しかった初期のころからWingsやLove Yourselfのようなアイコンの時期までのそれぞれの時代についての記事を書いた。そしてざっくりとランクもつけてみた。その記事を書くために何時間、何週間、何か月も要し、すべてのBTSのビデオを見て(事実確認は無用です)、すべての曲を聴いた(こちらの事実確認も無用です)。その作業に私の血汗涙を使ったと言えるかもしれない。

48時間後にそのリストは面白いぐらい即座に意味のないものとなった。新しく出たMap of the Soul: 7には切り裂くような音のリードシングル「ON」からかなりパーソナルで号泣が確実な「We Are Bulletproof:The Eternal」まで、BTSのこれまでの最高の作品が含まれている。間違いなく今年の最高アルバムで、今後数か月の間にこれを超えるアルバムが出てくるとは考えられない(BTSが他のアルバムを出して来たら話は別だけど)。どの時期のBTSが一番かということを苦心して考えた結果、私達が今同じときに生きていること、それが正解なのかもと思うようになった。

アルバムを聴いたあとにこれを読む人はきっと理解できるはず。私にはMOTS:7の深いレビューをするような脳機能も持ってないし、不屈の精神もない。そんなものはもう壊れてしまっている。なので替わりに、ギラギラしたナムジュン、テヒョンやジミンが見せてくれた胸アツの愛と想いについて(はぁ。自分がとても孤独だと感じる)7つのまばらなレビューを書いてみた。

1. ONのビデオは多分BTSが今まで成し遂げた中の最高傑作

BTSはTikTokで木曜日に ‘ON’ の30秒の音源をリリースし即座にサーバーをダウンさせた(正直予想はしていたけど)。だから金曜日に出るビデオに備えて私は脳にダメージを食らう準備をするべきだったのかもしれない。でも準備をしてなくって、本当にダメージを食らった。数々の賞をもらっているBlue DevilsのマーチングバンドとThe Labのダンサーたち(Dionysusのコレオ担当/女神のSienna Lalauが率いる)を従え、BTSのビデオ 'ON' は光のように早く、超ダイナミックなコレオの最高傑作を見せてくれる。

SNLのStefon (Stefon Meyers) が多分言うだろうけど、このMVにはすべてが詰まっている。ギラギラしたナムジュン(強調しすぎてもしきれない)、最高なドラム、ホアキンフェニックスが身震いするようなたくさんのレザー、ランダムに出て来るフェイスタトゥー、私のカフェイン中毒を治してしまったダンスブレイク、BTSの歌の歴史の中でも最高の曲のブリッジ。この曲のジョングクのブリッジだけで宗教を作ろうかと考えている。だってこれ以上神聖な音はないよね!敬意を見せるために世界中のジムで会合を開くべき。私たちの聖なる道具は、刺すようなファルセット、大きなダンスシューズ、時折上品に見せるB地区かな。そして私達の聖約は「いつもほんの少しだけやりすぎること」。ハレルヤ!アーメン!(でもこれが 'ON' のメインのMVではないことを言っておく。メインは来週出て来るけど、そのときまでみんな持ちこたえれないかもね)

2. 今までで一番強烈なソロ

大人になった息子たちと彼らの完璧な新しいソロが大好き!いくつか新しいのがあるよね。RMの 'Intro: Persona' は昨年のだけど、分かる?今でも完璧なの!シュガの 'Interlude: Shadow' はMOTS:7での最初の曲だった。新しい歌詞?それも最高!J-Hopeの 'Outro: Ego' はピュアで耳にハッピーな一撃を残してくれる。

そして新曲に関して。ジミンは今まで象徴になるものばかりをリリースしてきたけど、'Filter' でもそれをそのまま残している。ジョングクの 'My Time' は尋常じゃないし、テヒョンの 'Inner Child' は 'Singularity' の弟で明るく尊い。Jinの 'Moon' は今までの彼のソロの中でも一番。大きくなれ、私の息子たち。大きくなーれ。

3.'Louder Than Bombs' は 'Call Me by Your Name' スタイルで暖炉の前で泣く歌

'Louder Than Bombs' はRM、シュガ、J-Hope、Troye Sivanや他の人の名前がクレジットされている。つまりそれが激しけれどゆったりとしたビート、そして遠くを見つめながら静かに泣きたくなるいう事実の説明になっている。「Baby, I am nothin’er than nothin… but you say I’m somehin’er than somethin」とRMはラップする。彼の英語の歌詞は今まで一番魅力的だけれど、韓国語のコーラスが一番心に刺さった「Louder than bombs I sing / 君と俺に約束する / どんな波が俺たちを押し流してもずっと君に歌い続ける」。 大丈夫よ、、、私は大丈夫。

4.UGH!(ムード最高。明白なことだよね)

ここまで来たら誰ペンかを明かすことなんて恥ずかしくない。だから言うけどBTSのアルバムで個人的にハイライトになるのはラップラインの歌。メンフィススタイルトラップと言われる 'UGH!' ではRM、シュガ、J-Hopeがオンラインで吐き出される匿名の糞みたいなヘイトに対しての激怒を見せていて、みんなの期待通りのゴリゴリなのでライブで見るのが待ちきれない。そして最後の曲だけの部分がホビのダンスブレークに使われなかったとしたら.... 私は返金をお願いする予定。

5.時間は社会的な構成要素:00:00しか知らないけど

00:00は2段階で攻撃してくる。最初はジョングクが「理由もなく悲しくなる日々」(そういう日じゃないのに、BTSが今私を辛くさせてる、、)と言うとき。そしてジン、ジミン、テヒョンがやってきて「OK、でもそのしかめっ面をやめて」と言うとき。それはすごく素敵なことなんだけど、また別の意味で衝撃を受けてしまう。このアルバムを聴き終えるまでの間水分補給だけはちゃんとしたほうがよいかも。

6. ソウルメイトについてのお時間ですよ

MOTS:7がクオズとRM-Sugaのユニット曲が入っているというニュースが流れたとき、ソウルメイトに関しての濃いジョークが素早く流れた。でも '친구” (“Friends”)' で、ジミンとテヒョンは基本的に「はい、で、それが何か?」と言っている。身内のジョーク(餃子事件?)から、実際に「この声援がいつか消えても、、君は僕のソウルメイト」とまで歌っている。'친구' は私達がみんな待っていたけど、実際に手に入るとは思っていなかったVminへのラブレターだね。

テヒョンとジミンの愛の言葉が肯定の言葉だとすれば、反対にナムジュンとユンギはRespectで老夫婦のように口論している(今年が彼らが出会って10年になる。だからそういうことだよね)。「Ayo, Suga!」というアドリブの部分は歴史の教科書用だね。 愛があるって最高!

7.'We Are Bulletproof' って言ったよね?おかしい、、ここまで死が近いって考えたことはないかも。

過去の 'We Are Bulletproof' のシリーズから、ほとんどのBTSファンはMOTS:7 の 'We Are Bulletproof: The Eternal' が同じようなハードコアなラップ調のサウンドになると期待していたのに替わりに4分21秒にわたり激しい痛みのビンタをされた。「僕達は7人だった」と歌い「でも今はみんながいる / 冬と春を7回過ごし絡んだ指の先で / yeah、天国へ行った」と。。さよならスィートな世界。

9万人の人がスタジアムで一斉にすすり泣くのがどんなことなのかご存じですか??私も分からないんだけど、もうすぐそれが分かるよね。


*出典元:Seven Super-Calm, Totally Rational Takeaways From BTS’s ‘Map of the Soul: 7’ by Kate Halliwell

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