自分から生み出されるものが必ず自分の性癖と合致するわけではないと悟った話
こんにちは、梨麦ななめです。
創作活動している中で、ぼんやり思ったことを、つらつらと文章に起こしていこうと思います。
今回はタイトルの通り。
自分から出てくる創作物が、必ずしも自分の性癖に合致するものじゃない。
…と思った話。
もちろん全てじゃないです。
最初っから最後まで性癖マシマシ、なんなら性癖だけで突っ走って作った作品もあります。
今回は、「そうじゃない」場合の話。
今作ってるゲーム
制作進行中のものは、R18の長編BLと、全年齢の恋愛短編ノベルの2つです。
(本当は1つに集中すべきなんですが、長編だけに向き合ってるとどうしてもモチベーションが保てず…
結果的に、短編作り始めて長編のモチベも戻ったので、2足のわらじになったことは後悔していません。
このあたりの話もいつか書き起こしたいですね)
長編のほうは性癖マシマシで、なんなら性癖全部入れようとして収拾がつかなくなっているくらいです。
今回は短編の方を作っていて思ったこと。
\作ってるのはこちら/
ひと言でいうなら、「きれいな死」を目指して作っているお話です。
ジャンルは現代ファンタジー。
良くも悪くも、「都合よくきれい」な物語に見えればと思っています。
恋愛といいつつ、このふたりの間にあるものは本当に「恋」なのか?
そういう、ちょっと曖昧な関係を紡いでいます。
…と、詳しい中身の話はCi-enで今後するとして。
今回は、これが「私の性癖とはちょっとズレてるな」と思った話。
性癖
語るにあたって避けられない、私の性癖の話。
率直に言おう! 私はBLのエロが好きだ!
「BL」の「エロ」であれば結構守備範囲広めだと思ってます。
ショタ受けだけあんまり好まないってくらいでしょうか。でも別に地雷じゃないです。
版権コンテンツにハマるときも、だいたいBLのカップリングでハマります。
1つのCPじゃなくて、わりと広く。気に入ったキャラのエロはなんでも美味しく頂けます。
おかげでこちら(二次創作)に関しては、自分で供給する必要がありません。
有志がいっぱいいるので。ありがたや。
もうひとつの性癖は「少年」です。
これはエロとかじゃなくて、存在が性癖。
育ち切らない身体のラインと、しかし本人のアイデンティティは「男」であることのギャップ。
己が可愛いことを自覚している、成人済の童顔(合法ショタ)も最高オブ最高。
まだ性別アイデンティティが曖昧で、可愛い恰好も普通にしちゃう幼め少年も良いし…
ティーンならではの色気放出しまくってる少年もいいし…
少年だからこその、残忍な無邪気さが同居してる感じとかも最高ですね…
語り始めたらおわらん。
ずっと眺めていたい…ずっと愛でていたい…そんな感じの愛です。
それから「わんこ系彼氏と猫系彼女」もすごく好きです。
乙女ゲームで好きになるカップリングはだいたいこの形。
好きはずーっと主張してて欲しい派!
(※乙女ゲプレイスタイルはカップリング派なので、リアルはまた別)
制作ゲームとの乖離
つまり、今作っているゲームには、上記いずれも入っていないということです。
さてここで疑問。
ならば私は今、何が作りたくて作っているのか?
性癖詰め込みました系なら単純です。
これが性癖なんですよ、自分の萌えのためにつくったんですけど、同志の方も萌えて頂けるようであれば是非どうぞ。あわよくば語りましょう。
…なんですが。
今回は?
なんだろうなあ、とずっとぼんやり考えていました。
結論。
作る過程を楽しみたかったから
…となると、前回の記事(https://note.com/x_naname/n/n543c9206805b)と同じ話でしかなくなるので、違う面から考えてみました。
作りたいだけなら性癖ゲーになるわけですしね。
そうじゃない形を選んだ理由を、改めて考えてみました。
創作スタイル
ここで創作者の「創作スタイル」の話を掘り起こし。
時折、あなたの創作は何タイプ?みたいなものがツイッターで回ってきます。
あれを眺めていて、多分自分は「箱庭タイプ」だなあ(あと若干、クラブのママタイプも混同)と思ってました。
そう。すべての結論はここでした。
今回作っているゲームは、自分の中にある「彼ら」の話を形にしているんですね。
もちろん、発端(死神出てくる話がイイナー)は性癖がありましたが、それを世界に住まわせて眺めていたら、彼らに私の性癖を背負わせるなど酷なことだ…と無意識に感じて今の形になったんだと思います。
つまり一番の創る理由は、「彼らにハッピーエンドを迎えさせてあげたい」です。
実は過去に作ったものの、続編(と言っても、プレイしていなくても遊べる範囲…になるよう努力中です)です。
過去作は悲恋で終わっていました。
個人的にはハッピーエンドが好きなんですが、あれはああいう物語なのでとしか言いようがなく。
だから今回のお話は、彼らのハッピーエンドを形にしてあげるために作っているもの、です。
自分の創作キャラはみんな等しく愛しています。
どのキャラにもそれぞれ形はありますが、私の中にしかないエンディングがたくさん転がっています。
あの作品の続きとか、あの作品のあの後とか…
形に出来るのは自分しかいないんですよね。
見てほしいのももちろんありますが、それ以上に、形にしてあげたい。
形として残してあげたい、そんな感覚です。
私の妄想の中と言ってしまえばそれで終わりですが、彼らはやはり確かに生きていると思うのです。
ということで、自分から生み出されるものは必ずしも性癖には合致しない。
だけどそれは、自分の中で確かに生きている「キャラクター」たちの人生を形にするために必要な創作物なんだ、という話でした。
毎度毎度、まとまっていなさ過ぎて悲しい!
書いた本人は満足したのでOKです。
…恥ずかしくなったら消します! それでは!