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今週のスマートホームニュース #047


LG:Athomを買収しAIスマートホーム事業を強化

LGエレクトロニクスは、オランダのスマートホーム企業Athomの株式80%を取得し、今後3年以内に残りの20%も取得する計画を発表しました。この買収は、LGのスマートホームエコシステムの強化と、AIを活用した家庭の革新を目指しています。

LGはAthomの技術をLG ThinQプラットフォームと統合し、顧客のライフスタイルや使用パターンを深く理解するAIホームを構築します。生成AIが家電やIoTデバイスを管理し、顧客の好みに合わせた最適な空間を提供することを目指します。LGはこのAIホームを商業空間やモビリティ環境にも拡張し、「インテリジェントスペース」の概念を実現しようとしています。

Athomは、スマートホームハブ「Homey」を提供し、Wi-FiやBluetooth、Z-Wave、Matter、Threadなど様々な接続方法をサポートしています。Homey App Storeには、Philips HueやIKEAなどのデバイスを接続・制御するアプリが約1,000種類あり、多くの公式パートナーシップやコミュニティによる開発が進められています。

この買収により、LGはAIホームのスケーラビリティを強化し、個別化されたサービスの提供を加速します。Athomは引き続き独立して運営され、その成長と独自性を最大限に活かしながら、LGとのシナジーを追求します。LGは、ハードウェア中心からソフトウェアベースのプラットフォーム事業への転換を進めており、2021年にはTVプラットフォーム市場に進出し、Alphonsoを買収するなどの戦略的投資を行っています。LGは、これからも顧客と長期的な関係を築き、差別化された価値を提供する「スマートライフソリューション企業」としての進化を目指しています。

Philips:手のひら認証スマートロックを発表

フィリップスは、新たに「Home Access 5000シリーズ 手のひら認証スマートロック」を発表しました。このスマートロックは、物理キー、PINコード、モバイルアプリに加え、手のひらスキャナーを使用してドアを開けることができ、非常に安全です。スキャナーはユーザーの手のひら静脈パターンを追跡し、ハッキングがほぼ不可能です。

5000シリーズにはドアベルボタンとチャイムが内蔵されており、訪問者が近くにいるとボタンが光ります。ボタンが押されると通知がチャイムに送られ、音量調整と38種類のメロディが選べます。また、Amazon AlexaやGoogle Assistantにも対応しています。

フィリップスは他にも「Retrofit Lock 3000シリーズ」や「7000シリーズビデオドアベル」を発売しました。これらの製品はそれぞれ異なる特徴を持ち、競合が多い市場においても独自の魅力を持っています。「Home Access 5000シリーズ 手のひら認証スマートロック」は360ドル、その他の製品も手頃な価格で提供されています。

Arlo:新セキュリティタグ発売、簡単操作を実現

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