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要点だけ抑えるModular Avatarお着換えギミック実装


この3つのコンポーネントを服のRootに付ける


1. MA Merge Animator
 (外付けするAnimator Controllerの設定)

MA Merge Animatorで外付けするFXレイヤー(上から順にローブ、鞄、靴、靴下のON/OFF)

・結合されるアニメーター:着換えギミックを新規のAnimator Controllerで作成する(例:↑の画像)。その作成したコントローラーを指定。
・レイヤー種別:FX
・パスモード:配布する目的が無ければ絶対的でOK
・アバターのWrite Defaults設定に合わせる:画像ではチェック入ってないが、基本チェック入れておけばOK。Write Defaultsは1ステートでもON/OFFが混在していると全体の挙動が不安定になるらしいので、ONかOFFかどちらかに統一する。アバター素体がOFFなら結合するアニメーターも全てOFF。

2. MA Parameters
 (外付けするExpresson Parameterの設定)

「パラメータ型」の欄は要注意

 「MA Merge Animator」を先に設定した状態で「MA Parameters」を追加すると、「▶未登録パラメーター」の▶を押すとMerge Animatorで設定してあるパラメーターを自動的に検出してくれる。この「追加」ボタンを押すとパラメーターが追加される…が、この操作だけではまだExpression Parameterに追加されていない(この状態でアップロードしようとするとアップロード自体が失敗する)。追加されたパラメーターの▶をクリックすると、↑の画像の様なパラメータ詳細が表示される。ここの「パラメーター型」が最初は「Animatorのみ」になっているので、ここを「Bool/Int/Floatのいずれか(外付けしようとしているAnimatorと同じ種類のもの)」に設定する。これでExpression Parametersに登録される。
 「Modular Avatarコンポーネント設定済みの服を導入しようとしたらアップロードできなくなった!」という事象が起きた場合、このMA Parametersの設定を疑う。
 それ以外の項目は特に設定不要だが、必要なら以下の項目を指定。
・初期値:パラメーターの初期値が0以外の場合はその値を入れる
・保存する:ワールド移動時にインスタンスを跨いでパラメーターの値を保持したい場合にチェックを入れる(着換え状態を保存する等)。
・ローカルのみ:ここにチェックを入れると他の人に同期されなくなる。自分の画面のみに出したいUIギミック等を導入したい場合にチェックを入れる。

3. MA Menu Installer
 (外付けするExPression Menuの設定)

アバター素体側に、外付け用の空メニューの欄を作っておく
(↑の画像だと衣装(MA)の項目は何も設定されていないメニュー)

インストール先:↑で準備した空のメニューを指定する
プレハブ開発者向け設定:▶をクリックすると「インストールされるメニュー」の欄が表示されるので、そこに外付けしたいExpression Menuファイルを指定する。

外付けするExpression Menu

 Expression Menuを外付けする場合、アバター素体のExpression Parameterにパラメータが存在しない為Valueの項目がグレーアウトして選択不能になっているが、なんでも良いので適当なパラメータを選択、グレーアウトを解除してValueの値を入力してから、Parameterの右の欄に外付けしたい正しいパラメータ名を入力すればOK。

GestureManagerで動作確認する

 なおメニューアイコンも設定可能だが、アイコンサイズが大きすぎるとエラーが出てアップロードが失敗する。注意。

 1~3までの設定で、メッシュのON/OFFのみ等の単純な構造なら可能。MAによる着脱ギミックは他にも素体のBlendShapeと連動させる(例:素体の胸サイズシェイプキーと服のサイズを連動させる)などの使い方も可能なので、慣れたらチャレンジしてみると良い。

全てON
鞄OFF
ローブ、鞄OFF
ローブ、鞄、靴、靴下OFF

 アニアスちゃんかわいい


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