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数秘術のコアナンバーをあれこれ勉強してみた

こんにちは、箱くずりです。
最近、数秘が気になって勉強しています。

私の活動のメインは西洋占星術。数秘の勉強もアスペクトや度数といった「数」の理解を深めるためのものでした。…が、数秘のコアナンバーの出し方とその仕組みがとても、とても、おもしろい!
感銘を受けるあまり、ササっと図解を作ってしましました。ここはそんな数秘術初心者の記事です。

Xのポスト:https://x.com/hacorest/status/1812647763773153291/photo/1

数秘術のコアナンバーとは

現代数秘術で性格を読む上で重視される4〜6個のナンバーです(※人によって定義するナンバーが違います)。たった4〜6個の数字ですが、人生のテーマから他人からの印象まで、その人の人生に関わる情報を読むことができます。

しかし実際に勉強を始めると困ったことがありました。各コアナンバーの名称が書籍やサイトによってバラバラだったのです。ライフパスナンバーゆバースナンバーや誕生数・軌道数と言ったり、ソウルナンバーをハート数と言ったり。ソウルナンバーと題して言ってることがライフパスナンバーのことだったり…などなど。初めての数秘術の世界は単語と意味が結びつかない混乱の世界でした。

たぶん、これは各コアナンバーの名称を暗記するより、コアナンバーの出し方を覚えたほうが早いのだな…と、混乱から頭を切り替えて、仕組みの理解に専念。これでようやく数秘術の世界への一歩が踏み出しました。

1桁になるまで計算、ヘボン式ローマ字、といった具体的な数秘の出し方はこの記事では省略します。検索してみてくださいね。

コアナンバーを出すのに必要なもの

さてさて、数秘術とは生まれた瞬間の年月日と生まれたときの名前からその人の人となりを読み解く占いです。生年月日・氏名からそれぞれ出せるナンバーがどのようなものか…は多くの書籍やサイトで解説されています。では生年月日と氏名とは一体どのようなものでしょうか。そこを説いてくれる書籍に(今のところ)出会えていないので、各ナンバーを整理しながら自分で考察してみました。

生年月日から出せるコアナンバー

生年月日とは、その人がこの世に生を受けたタイミング。出産のタイミングなど狙って決められるものではないですから、偶発的なもの。言い方を変えれば運命的なもの、と言えそうです。

生年月日=誕生日がその人の人生の指標になるのは占いの世界ではよくあることですね。宇宙的な関与があるのか、季節に応じた人々の営みがそうさせるのかは不明ですが、地球上の366日のどの日に生まれたかにとって、その人らしさ・人生のテーマが形作られるのは不思議な話です。

占いと切り離した世界でも、自分の誕生日を特別視する人は多いです。当日にアピールしてたくさんのおめでとうを受け取る人もいる一方、内緒で自分用誕生日プレゼントを買う人、祝われなかったら拗ねてしまう…なんて話も聞きます。
多くの人にとって、誕生日が自分のアイデンティティ、自分の生き甲斐に直結する日なのでしょう。そこに特別な意味を付加することは占いにできることのひとつだと思います。

生年月日から出されるのはライフパスナンバー(人生のテーマ)、それを補佐するバースデーナンバーなど。やはり数秘術でもその人のアイデンティティとも呼べる本質的な性格を見るようです。

氏名から出すコアナンバー

氏名とは、社会で生きていく上で自分を他人に識別してもらうためのものです。
氏(名字)は自分がその家族の一員だと示すもの。大抵は先祖代々受け継がれてきたものです。一方、名前は一般的には両親・親族が個人につけるものですね。特別な願いが込められてる場合もあります。

なぜ名前をつけるのか。やはりたくさんの人と暮らす上で不便だからではないでしょうか…。人間の祖先は集団生活の中、役割の分担化とコミュニケーションで脳を発達させて進化してきました。他の人と暮らすことがDNAレベルで刻まれているのです。その営みの中で名前というのが発明されたのではないでしょうか。

現代でも名前を伝えれば、その人がどこの部署・クラスに所属してるかの実際的な情報を得ることができます。こういう場合は生年月日はあまり役に立ちません。ネット上では自分で好きな名前を名乗って、会社や学校とは違うキャラクターでいることもあるでしょう。人と交流してもすぐ実年齢や誕生日を明かすのは稀だと思います。つまり集団の中で自分を他者に伝えるには生年月日より名前の方がずっと役立つのです。

この世の生を受けたタイミングである生年月日が運命的なものとすれば、氏名は環境的なもの、集団の中で活動するための現実的な指標と言えそうです。

氏名から出されるコアナンバーは、ディスティニーナンバー(社会的ポジション・適職)、ソウルナンバー(心の欲求)、パーソナリティーナンバー(他人からの印象)の3つ。
適職や他人の目線、メンタルの整え方を教えてくれるこの3つは、どちらかというと個人の性格より、具体的に環境の中で生きていく方法を示してるように見えますね。

生年月日と氏名から導き出されるナンバー

そして最後。書籍によっては加えてませんが、ライフパスナンバーとディスティニーナンバーを1桁になるまで足すことで出せるマチュリティーナンバーを紹介させてください。
人生のテーマと社会的ポジションを融合して、初めて至れる人生の到着点…だそうです。それが誕生日と氏名のブレンドなんて、ロマンのある話じゃないですか! 運命的なことをきちんと現実のものにしていくのですね…!

数秘術のおもしろさ

ここからは個人の感想!
数秘術は他の誕生日占いと違い、氏名を使うのがとてもユニークだと思いました。

生年月日と自分が生まれた場所・時刻を使う西洋占星術では、家庭環境を詳細に読み解くことができます。出生時間が判明したらわかる4ハウスを筆頭に、月や土星のコンディションで母親・父親との関連性が推測できるなど、レントゲンのように細かく読み解いていくのが魅力です。

しかし数秘術は占星術のハウスみたいにシチュエーションを細かく想定した占いではありませんよね。より「自分軸」にフォーカスしてる占いという印象を持っています。ですので西洋占星術のように家庭環境を言い当てるような技法は一般的には流通してないように見えます。

…しかしナンバー出すのに使う「氏名」という、いかにも家庭環境の関わりがあるものを使ってること。そしてそこから適職や他人からの印象、安心の感じ方まで導き出せるのは、興味深いことだなと思います。その人の性格は生年月日ではなす育った環境による要因も大きい、とやんわりと諭すような。そんな感想を持ちました。

もっとも現代数秘術の基礎が作られた19世紀後半〜は20世紀はニューエイジ思想の全盛期。数秘術も例外ではなく、名前も「他人から与えられるものではなく、自分の魂が自ら選んでいる」というスピリチュアルな考え方らしいのですが…。
それでも、人間の人生というものは誕生日だけではなかなか定まらないものかもしれませんね。

※おまけ
西洋占星術履修者だと数秘のコアナンバー、こんな感じに見えます。

異論は認める!

さてさて私の目的は西洋占星術を扱う上で「数の性質の理解を深めること」。もう少し数秘術の世界に潜っていこうと思います。それでは今回はこの辺で。

◆普段はこんな活動をしています


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