4階にある私の教室。 ベランダに出て、斜め下を眺めていた。 3階にある貴方の教室。 ベランダに出れば貴方に近づける気がして、 どんなに風が強くても休み時間はベランダに出た。 眠気を冷ますため という言い訳をつけて。 ある意味間違ってないけどね。 貴方は帰りのSHRが終わるとすぐに部活に行く。 その様子をこっそり見ていた。 バレたらきもいと思われるかな。 でもちょっと気づいて欲しいかも。 そんな矛盾を抱えながら、 私は友達とベランダで笑っていた。 貴方を好きになった日。
1番ね、1番17さいがね、汚れてて、自己中で、綺麗で、最強にエモいんだよ。 流行りのものたくさん買って ダイエット中って言いながらも スタバの新作は飲むの。 インスタとティックトックばっか見て 可愛い子に嫉妬して、腹立って、 化粧して髪巻いて香水かけて電車に乗るの。 最新機種のプリ機で撮っては 盛れないって文句を言うの。 みんな自分が1番可愛くありたいから 友達とかいいながら足の引っ張り合いしてる。 なんであの子が、なんであいつがって言うけど 全部は手に入らないんだよ。
今は冬だけどすごく夏を思い出してます。 初めて男の子にお祭りのお誘いをしました。 断られたけど。 その日の花火はすごく長く感じました。 嫌だったから見にも行きませんでした。 花火は一瞬で枯れちゃう生花なのです。 暗闇で5秒くらいだけ輝く花なのです。 その花は私たちそれぞれに合わせた感動を送る。 地元の花火大会は、お誘いを断られたことがよぎって泣きたくなったので、少し離れたところの花火大会に行きました。 目の前の大きな花火。 たくさん咲いてる訳では無いのに。 生きてるの
好きな人のスマホ 多分壊れてるんだと思う。 だって返信は凄く遅いし、返信は2~5文字。 きっとスマホが壊れてて、通知が来なかったり、5文字以上の文字が打てなくなってるんだと思う。 てかそう思いたい。そうじゃなきゃメンタル保てないし。分かってるよ。 ただただ塩対応されてる。めっちゃしょっぱい。しょっぱすぎて涙が出てきそうだ。嫌われてるのかね。 でも、直接会った君はめっちゃ優しかったよ。ラインの返信は本人じゃない人がしてるのかな笑 あまりにも優しすぎてかっこよすぎて、甘すぎた
星に恋をした私の話。 私は恋愛をすることに抵抗があった。 彼氏が欲しいという欲はあったが、誰でもいいわけではないし、できれば自分から告白して恋仲になれるような恋愛を探していた。 しかし、小学生から高校一年生まで、追いたいと思う男の子は現れなかった。追われることは度々あったが、1ミリもときめかない。私を好きになってくれた方が可哀想なくらい私は興味を持てなかった。いやちがう。私の恋愛対象にならなかっただけで、基本いい人たちだったし、友人として接する分には楽しかった。でもいくら
放課後、友達とベランダにいた。 10月に入り、8時間目の授業が終わった後の外は暗く、寒かった。 私は自分の素晴らしさをすごく感じていた。毎日何トンもの重力を背負って、何トンものストレスを抱えて、それでも私は生きている。優秀すぎないか私。可愛くもないし頭良くもないし優しい訳でもない。でもこの命を、脈を止めていない。私という存在をこの世から消そうとしていない。もうそれだけで十分だろう。今日はセブンのコロッケでも食べよう。