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いよいよ始まる狩猟期間!

試験はいかがでしたか?
無事に合格された人には、狩猟免状が渡されているかと思います。
記載されている免状番号は、狩猟登録などで何かと使用しますので、絶対に無くさないようにしましょうね!

そして狩猟免状をゲットした方には、そろそろ(もしくは既に)猟友会から登録の案内が届いている頃でしょうか?
ただ免状も持っていても、狩猟者登録をしなければ狩猟を行えません。(逆に今年はやらないのであれば、登録しないというのもあり。)
でも、この記事を見ていただいているということは、やりますよね?やりましょう!では、手続きを進めましょう!!

<登録に必要なもの(信州版)>
① 狩猟者登録申請書
② 写真×2枚(3×2cm)
③ 狩猟税納付書
④ お金
⑤猟友会入会届および誓約書(もしくは個人加入の保険や資産の証明書)
⑥ 狩猟事故共済保険加入申込票
⑦ 委任状
⑧ 帽子、ベスト、名札申込書

<①狩猟登録申請書>
まずは狩猟を行う上で絶対必要な申請書です。
画像の赤枠の中にご自身の情報を記入してください。

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<②写真>
狩猟者登録証に張り付けるものと、行政の保管用?
6ヶ月以内に撮影した無帽、正面、上三分身、縦の長さ3.0cm、横の長さ2.4cmの写真で、裏面に「氏名、撮影年月日」を明記したもの。

<③狩猟税納付書>
住所・氏名と該当する金額に丸をつけて提出。
基本的に¥8,200ですが、農業従事者や有害鳥獣対策員などの条件を満たせば減免されます。各都道府県の狩猟税納付額の規定をご参照ください。
※該当の場合は証明書の提出が必要となります。各市町村の税務課にお問い合わせを。

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<④お金>
これは人によって異なってくるところですね。
ちなみに今年の私の場合は以下の通りですので参考までに。
わな猟の場合は都道府県の収入証紙¥1,800、狩猟税¥8,200、全国および都道府県の猟友会費¥12,800、猟友会支部の会費¥3,000、ハンター保険料¥2,500、名札¥500、ベスト+キャップは最初は無償。計¥28,800
※猟友会支部によって、猟友会支部の登録費(かかる場合があります。)

皆さんが思われたように、猟友会の会費高くね?そう、私も思いました。罠猟(私)の場合、単独で活動しているので、所属するメリットが小さいと感じて、個人で入れるハンター保険を探したこともあります。でも、狩猟をカバーする個人保険はあっても、罠猟は対象外や各種条件でほぼ猟友会の共済保険しか対応できないのが現状です・・・。一般社団法人猟会が年間費¥12,000で運営されていますが、今年度はコロナの影響で新規の受け入れを行っていないようです。この件については新情報があり次第、公開していきますが、今年度については素直に猟友会に入会するのが一番かと。
いずれにせよ、税金や保険料で最低年間¥22,000はかかってきますね。
※ただし個人資産が3,000千万円以上あって、有事の際に一括で支払う能力がある大富豪は、保険の加入義務はないようです。これは私が富裕層になったときに、書いてみたいと思いますが、いつになるやら・・・

<⑤猟友会の入会届>
上記で述べた通り、今季は普通の人は観念して入会したほうがいいでしょう。これは名前を書くぐらいなので、画像説明は割愛。

<⑥狩猟事故共済保険加入申込票>
これも諦めて出しましょう。これも説明は割愛。

<⑦委任状>
指定の日時に行けない場合は、代理人に登録書を持って行ってもらいましょう。その際に必要になるので、本人が登録に行く場合は不要です。

<⑧帽子・ベスト・名札申込書>                   猟友会に入会する場合は、テレビでよく見るオレンジの帽子とベストとが、無償でもらえます。もらえるものは貰っておきましょう!私の地域は名札も購入しなければいけないので¥500円だけかかりました。

以上の書類に記入が完了したら、各猟友会支部の指定の場所、日時に提出すれば、登録を代行してくれます。

ここまで済んだら、いよいよあなたも猟友会員の一員になります。11月上旬(なぜか私の所属支部は10月上旬と言う異例の早さで終わっていますが)に猟友会の総会が開かれます。オレンジベストやキャップ、会員手帳、狩猟者登録書、狩猟バッチを受け取ることが出来ます。新人自己紹介と事故例の報告などを聞いたら、15日になり次第狩猟の世界へデビューです。ついにここまで来ましたね、おめでとうございます!!

あとは11月の狩猟期に向けて待つばかり・・・と言いたいところですが、それでは獣は捕れないのです。使用する道具を準備+仕込みをしなければいけません!

まずは罠を用意しましょう。
ここで私の愛用している罠のご紹介です。
メーカー:オーエスピー株式会社
商品名:しまるくん
価格¥5,500
https://osptrap.co.jp/product/index.html

安価かつシンプルで故障が少ないのでお勧めですね。
セットの場合は、ノーマルのバネしか選べないようですが、要領がわかってきたらバネの変更をしていった方がいいかと思います。現場での仕掛けやすさに大きな差が出ます。

https://www.osptrap.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=192

罠の数は始めは4~6個ほどでいいのかなと思います。仕事をしながらだと見回りの労量を考えて最大でも10個前後が程よいです。あまりに捕れ過ぎると、捌く作業で地獄を見るので、欲張りすぎないように。

そして罠が届いたらすぐに設置予定の山に行き土に埋めてください。新品の罠はワイヤーがギラギラしていたり、人の匂いが残っているので、山の匂いに馴染ませる必要がありますので11月の猟期まで寝かせましょう。

ここまで完了すれば、あとはホームセンターですぐに手に入る道具なので、狩猟期まではドキドキして気持ちを上げていくだけです。準備ご苦労様でした。それでは、狩猟期直前ごろ、piccaの七つ道具的な回でお会いしましょう!