【1972年レコード】1)THE ROLLING STONES : Exile on Main St
■データ
リリース : 1972/06/25
レーベル : Rolling Stones Records
Kinny(uk) / Atrantic(us) / Warner Bros(jpn)
プロデュース : ジミー・ミラー
チャート : US 1位(4週連続)
UK 1位
JPN 7位
スタジオ : ネルコート(仏、キースのヴィラ)
サンセット・サウンド・レコーダーズ(L.A)
所有ver : P-5051S(1972 JAPAN)
■トラック・リスト
[SIDE-1]
1. ロックス・オフ
2. リップ・ジス・ジョイント
3. シェイク・ユア・ヒップス
4. カジノ・ブギー
5. ダイスをころがせ(Tumbling Dice)
[SIDE-2]
6. スウィート・バージニア
7. トーン・アンド・フレイド
8. 黒いエンジェル(Sweet Black Angel)
9. ラヴィング・カップ
[SIDE-3]
10. ハッピー
11. タード・オン・ザ・ラン
12. ヴェンチレーター・ブルース
13. 彼に会いたい(I Just Want To See His Face)
14. レット・イット・ルース
[SIDE-4]
15. オール・ダウン・ザ・ライン
16. ストップ・ブレーキング・ダウン
17. ライトを照らせ(Shine A Light)
18. ソウル・サバイバー
■LINK
https://music.youtube.com/watch?v=xcym7M1Obb8&si=8IJDJymCKgvtj80t
■メモ
ストーンズ初の2枚組アルバム。ベガーズ・バンケットから続くルーツミュージックへの旅の集大成的な作品。
英国では10枚目、米国では12枚目のスタジオアルバム。
本作で全部出し切ったとばかりに次回作「山羊の頭のスープ」で一気に新境地へ転換してしまう。
ウッドストックを頂点に60年代後半のブルースロック、サイケデリックらが翳りを見せ始める中、ラフ&ルーズに、言ってみれば事も無げにこれだけの大作を出してしまう所が他のミュージシャンとストーンズが違う所だろう。一方で人気に翳りが見え始めたバンドはそんなストーンズに置き去りにされてしまった様に見える。
翳りを見せ始めたバンドの1つ、テンイヤーズアフターは「ライブで出している音がどうしてもスタジオで再現出来なかった」と述懐しているが、ストーンズはライブでもスタジオでも無問題。そこがストーンズの圧倒的な底力であり、しかも次々とスタイルを変える事が可能(レインボーのリッチー・ブラックモアがポップな作風を試みた時のように同時代のバンドはスタイルを変えると批判されてしまい変えられない傾向がある)な点で他のミュージシャンとは一線を画す。常に先頭を走り続ける事で、悩める他のバンドを置き去りにしてしまう。
結局この時代のストーンズには誰も勝てない。この後に聴くどのジャンル、どのミュージシャンをも差し置き、演奏、録音、楽曲と全てにおいてローリング・ストーンズがNo.1と示してみせた傑作だ。
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