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ひいおばあちゃんの人生を狂わせた「爆発赤痢事件」の真相とは


ここで作られていた毒ガスの原料はどこから来ていたのですか?

福岡県大牟田市で作られていました。

えっ?

聞き覚えのある地名。

それは、紛れもない、私の故郷でした。
そして、更に衝撃の事実が明らかになります。

毒ガスの原料をつくる工場の周辺では、「爆発赤痢」が流行しました。この赤痢の原因は、実際のところ、三井三池染料工業所の爆発事故による汚染だったという説もあるようです。

ちょっと、ちょっとまってください。
それは本当ですか。

過去の記憶と、
今自分が歩きながら聞きとったこととが
一気につながって、
めまいがしました。

突然飛び込んできたトピックは、
私の家族に深く関わるものでした。

私の曾祖母の人生は、
爆発赤痢によって大きく歪められたのではないか。

突然浮かび上がってきた疑念に、
私はフラフラするような感覚を覚えながら
必死で歩き続けました。



2022年10月。

私は、ティール型リモート組織
トオラスでの活動の一環で、
広島県大久野島を題材にした
スタディツアーを企画しました。

フィールドワークと対話をかけ合わせ、
私たちは未来に向かって何ができるのか
ということを考えていけたらという
思いで準備を進めていきました。

まさか、ここで、自分の生い立ちに
深く関係するような事件の真相を
知ることになるなんて
まったく想像していませんでした。

そして、ここで知った出来事を
文章にしてネット上に公開することが
ただただ怖いと感じ、
なかなか動き出すことができずにいました。

ですが、今日、改めて
スタディツアー中におきた出来事を
振り返る機会があり、
勇気を持って表現してみようと決意しました。


次回へ続く。

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