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Blender 2.8 - EEVEEによるリアルなレンダリングをしたい

勉強したこと

・マテリアルでSSSを設定したのに、透けない時の対応
・Blender 2.8のEEVEEでレンダリングした際の、効果の付け方

勉強したきっかけ

SSSを使ってみたかったので、画像のような感じでオブジェクトを作成しました。マテリアルの適用は以下の通りです。

・キャンドル=SSS
・炎 = emission(放射)※かつ、グラデーション

さらにキャンドルの上にポイントライトを置いています。

スクリーンショット 2020-06-03 5.56.18

これを、いざレンダリング!その結果が下の画像です。

画像8

……なんか暗いうえにペタッとしてるな!?なんでなんだ!?
ということで、調べた次第です。

実はEEVEE、ものすごくエコなレンダリングをしている

検索してたどり着いたのが、以下の記事でした。ずばり知りたかったことを書かれていたので、引用させていただきます…

BlenderのEEVEEは品質を維持しつつも高速でレンダリング可能ですが、高速でレンダリングするために必要最小限の計算のみをする設定になっています。なので、高品質な結果を得ようとする場合、追加で計算する項目を指定してやる必要があります。

実は、レンダー の設定はこんな状態でした。これをどうしていけば、どんな効果が出るか、順を追って確認します。

スクリーンショット 2020-06-03 5.45.10

SSSの透け感を有効にする

透け感を出すには、2手間くらいあります。
まずはマテリアルの設定の「サブサーフェスの透光」にチェックをつけて有効にします。

スクリーンショット 2020-06-03 6.22.06

この状態でレンダリングしたのがこちら。

画像10

若干、キャンドルに透け感でました。これでも充分綺麗な気がするんですけど、さらにもう一手間…レンダリング設定の「スクリーンスペース反射」のチェックをオンにします。

スクリーンショット 2020-06-03 6.49.58

この状態でレンダリングしたものがこちら。

画像8

地面に光が追加されたのが分かりますかね…!キャンドルを通った光が描画されることで、「透けている」という状態が先ほどよりもリアルになったかと思います。

発光してる感じを出したい!

キャンドルの炎にはemission(放射)を設定しています。光のポインタや光の強さをどれだけ強くしてレンダリングしても、周りをあまり照らしてはくれませんでした。
発光している状態を有効にするには、ブルームのチェックをオンにします。

スクリーンショット 2020-06-03 5.51.50

この状態でレンダリングしたのがこちら。

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ふわっとした光の加減が出るようになりました。残りは…影がなんかペタッとしてるのをなんとかします。

ソフトシャドウで影をやわらか〜く

レンダリングの設定の「影」にある「ソフトシャドウ」のチェックをオンにします。

スクリーンショット 2020-06-03 7.06.31

この状態でレンダリングしたのがこちら。

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影の輪郭がぼやけて、リアルな感じに近づきました。

をまけ。グラデーションの作成

炎の部分はグラデーションにしているのですが、よく忘れるので…メモ代わりに…

スクリーンショット 2020-06-03 5.55.01

なお、グラデーションの方法は、以下の動画を参考にさせていただきました。他にもいっぱいテクニック使っているので、大変参考になります。

その他、参考にさせていただいた記事

3DCGって面白いですね〜!もっともっと遊びたなぁ…
では!

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