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読後感が身体症状を超える

4月14日(日)
昨日今日と、とても晴れ。
昨日はえんえん洗濯をして、スニーカーも洗って干して、夫と二人でスーパーに買い物に行き、魔改造の夜の録画も観て、フィットボクシングをみっちりやった。

日曜日も引き続き家事をやるぞと、シーツをひっぺがしてどんどん洗う。
シーツが剥がされてマットレスだけになったベッドに寝転んで、蟹の親子さんの本をもう一度、読む。この前泣きながら読んだところを。心臓が痛い。この本に書いてあることを、これからも考え続けるだろうなと思った。

夫はまだ寝ている。


まあ起きてくるまで様子見るかと思いつつ、この間買った本の山から、今度は早乙女ぐりこさんの本を手に取って寝転んで読む。本をどっさり買った当初は、通勤中の電車の中で読んでいたが、夢中になりすぎて電車を乗り過ごしたり、満員電車で大泣きしたりして気がついた。本、部屋でじっくり読んだ方がいい。

サイン入りです




可愛い表紙の通りの内容かと思いきや、どっこい、読み進めていくともう、いてもたってもいられなくて部屋をうろうろしたり洗濯機の様子を見に行ったりしてしまう。落ち着かない。うおお、どうしよう、情報量!感情!と気持ちが溢れるが、そばには大量のぬいぐるみしかいないので、この本の良さを分かち合えない。そして、本の中に出てくるあらゆる食べ物が美味しそう。腹が減る。合間にチーズベーコントーストを作って食べる。コーヒーも淹れる。告知されていた早乙女さんのイベントのタイトルにスピードスターとついていたけど、まさにスピードスターすぎる。全てが速すぎる。平気で3年くらい長考したりする自分を振り返り、反省する。私は下手したら5年くらい、思考を塩漬けたりするしな。速さの価値を思い知る。魅力ある人の速すぎる人生の鮮やかさに、大変に感じ入る。親に会った後で、一人になったら泣いてしまう記述があり本当に分かる、でかいフォントで太字にしたい、分かる。分かりすぎると思うなど。



途中まで読み進め、もしかしたらここで一旦閑話休題した方が良いな?(この後なにか起こりそう)と思い、本を置き、シーツを干す。

起きてきた夫にもチーズベーコントーストを作り、アイスコーヒーを淹れ、洗濯をまたやり、干し、また洗い、干し、魔改造の夜の録画を観る。マッドなエンジニア〰️と、夫と二人で歌う。(そういう歌が出てくるのです)

外は相当な暑さらしい。一日家にいようと言い合う。昼食後、いつもの昼寝。しっかりと寝る。
起きてフィットボクシング。夫があまりにも本気でパンチを繰り出すから、パンチを本気で繰り出す夫がいる!そのままの感想を持ちげらげら笑った。そんな本気で打つことあります?!って改めておもしろくなってしまったのだ。だが本気で何より。私も毎回本気でやっている。
その後夜ご飯、洗濯物を取り込んで二人で布団にシーツをかける。なんか鼻が痒い。
私はスギ花粉には反応するけど、ヒノキ花粉は大丈夫だから!と晴れに任せてシーツを干したが、だめだったかも。痒い。花粉症の薬を飲んで、早々に就寝。痒……。

4月15日(月)
起床。完全に痒い。ヒノキ花粉もだめだったか。シーツ洗って干すの、早過ぎたか。悔しい。痒い。点鼻薬をぶち込んでもだめ。花粉!!

鼻をかみながら仕事をする。定時退社。

帰宅して、布団やカーペットに掃除機をかけ、少しでも部屋から花粉を取り除こうとあくせくする。痒過ぎて鼻をかみまくるので皮膚がばりばり。風呂に入り、また鼻をかむ。痒。

今日、夫は地方に日帰り出張。帰宅は遅くなるらしく、夜ご飯は別々。わたしはスナック菓子を食べ作り置きのスープを食べ、適当にやる。

食後、昨日途中まで読んでいた本の続きを読む。
読みながらもその都度、内容に動揺してしまい、居ても立っても居られないやつをまたやる。

動揺の記録

特にラスト!!こんなラストとは!!読み始めた時は全く想像してなかったラストだった。ベッドに寝転びながら読んでいたが、ラストに差し掛かるくらいからもう、体を捻りながら読んだ。あかん、もうあかん。発売されたばかりの本なのでネタバレは避けるが、かつて雨宮まみさんの「穴の底でお待ちしています」を眠れない夜に繰り返し読んだ民にはみんな、この本を読んで欲しいと思った。


そして読後、しばらくして気がついたが、鼻水が止まっている。花粉症の症状がぴたりと治った。そんなことある?交感神経と副交感神経が、みたいなあれだろうか。薬を飲んでも止まらなかった鼻水が、止まるとは。読後感が身体症状を超えているではないか。読書、万病に効くなあ。驚きながら就寝。

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