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10日間で癖になる

 年末に会った友人に再び会った。いわく、先日のぼくからの声かけへの応答だったという。なんだかんだ十年に及ぶ友誼である。ありがたい話だ。河原町・三条のコメダ珈琲にて2時間ほど楽しく雑談をした。話題は、しようもない話から、カントのスェーデンボルグへのディスまで多岐にわたった。

 雑談の中で気になる言葉があって、それによって気分が一新できた。「10日間で癖になる」である。何事もまずは始めることが肝要。初日、3日、1週間、10日間、2週間、一か月、3カ月、半年...と続けることが重要なのだ。

 実はクリスマス前くらいから、もろもろにやる気を失っていた。面倒でしかたないのだ。沖縄への取材、クリスマス、年末年始と続いたのだから、いまだ休暇気分が抜けない、と批判されも甘んじて受け入れはするが、そもそも勤め人でないから、1/2夜には宿直仕事をしているし、大晦日だって午後は雑務を片付けていた。基本的に、いまのぼくにカレンダー通りの日常は無関係である。

 ではやる気がないのはなぜか。いやもともとやる気ない人種ではあるが...。

 で、友人との会話中で気付いた。何事でも「10日間で癖になる」――然り、アーメン、その通りである。要するに12/15(火)あたりから始まった非日常に、誕生日、クリスマス、年末年始のバフがかかったせいで、癖になっていたのだ。

 生来の怠惰に癖が重なると始末が悪いものである。一体なぜか、と思っていたが、会話中で気付いた。非日常と休憩が癖になっていたのだ。

 わかれば簡単。あとはまた働くだけである。幸いやるべきことは山積している。友人と別れ、三条大橋を渡り、宮家準『日本の民俗宗教』を360円で拾って電車にのった。まずはスマホの大掃除、不要なPDFの削除、論文PDFのリネーム作業から始めよう。

 以下、PDFリネームの一部である。

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