言葉。
劇団四季専用劇場。
この劇場の入口で浅利慶太さんにご挨拶した日が懐かしいです。
浅利さんに一度で良いからご指導頂きたかった。と演劇をやってきた人間としては憧れでもありました。
何年も前になりますが、この劇場で
『李香蘭』という作品ともう一作品、ストレートプレイを観ました。
『この生命 誰のもの』
僕がずっと忘れられない作品です。
ずっとずっと
一番やってみたい作品。
その時のパンフレットに
『言葉を届けること』
の大切が書かれてあったと思います。
一音一音、とてもクリアに発声されていたその舞台は、公演の冒頭は少しばかり違和感を感じましたが、体が慣れてくると、素晴らしすぎて僕は圧倒されてしまいました。
僕はもともと滑舌が悪く、自分のマネジャーが発声や滑舌について厳しい方だったので、芝居を始めた頃から稽古を積む過程でずっと意識して取り組んで決ました。
言葉が伝わらないと、物語が伝わらないし
お客様にはストレスにもなります。
そう思ってきたし
今もそう思います。
が。
矛盾かもしれませんが
言葉なんて大事じゃないんじゃないかな?
とふと思ったりもします。
言葉の大切さ
言葉より大切な何か
僕は今制作中の映画でそのような問いを投げかけていたりします。
明日から、出演する舞台『トムラウシ』の公演が始まります。
素敵な言葉が沢山あります。
そんな中で、僕は
言葉
ではない
形を成さないメッセージを届けられたらなと思います。
明日から2/12まで。
東京のトムラウシで生きてきます。
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