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バスケットはリバウンドが勝敗を決めると思っていたのに、それだけではないなと思った試合

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21年3月27日(土)GAME1 岐阜スゥープス61-82アイシンAWアレイオンズ安城

前半戦のスタッツを見て驚いた。岐阜スゥープスのターンオーバーが「16」。対するアイシンAWは「3」。これでは15点リードされても仕方ない。というよりも「よく15点差で耐えていたな」というべき数字である。

第2クオーターが最初のポイントだった。いきなりターンオーバーからの速攻で2点奪われ20-27になると、そこから守備の意識を強めて相手に得点を与えないスゥープス。しかし逆に得点も奪えず5分が経過。スコアは一向に動かなかった。

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「あそこで追いつけるのと、引き離されるのでは全然違いましたね。向こうはシュートを落としていましたけど、こっちはディフェンスで頑張っても、ミスで終わってシュートにまで行けてなかった」(田中昌寛)

いい守備が出来ていても、得点につながらなければ意味がない。相手の厳しいマークにボールを失い続け、どちらが先に点を取るのか、やきもきしながら見ていたが、やはりパスカットから先に相手に決められた。

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逆に、第3クオーターはオープンな展開となり3ポイントの打ち合いに。しかし、前半にできた差を詰めることは出来ない。最終クオーターも先手を取られてリードを広げられる展開に。そして最終的には、ターンオーバーが28本。相手の出場選手全員にスティールされるという珍しい記録もおまけについた。

ちなみに、この試合のスゥープスのリバウンドはOR13本、DR29本のトータル42本。アレイオンズはOR9本DR22本でトータル31本。「リバウンドを制する者はゲームを制す」そう思っていたスラムダンク世代としては、納得できない敗戦だった。

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右肩の手術のため、今節で今季の出場は最後となる荒川凌矢選手

--手術に踏み切った理由は?
「岡山で負傷して、そこからいろんな人に相談しながらプレーしていたんですけど、自分の中で限界を感じたのと、手術はしなきゃいけないと言われていたので」
--岡山という事は開幕戦から?
「ずっとサポーターとテーピングでガチガチに固めてプレーしていましたけど、そうすると右手が使えなくなるので、キツイものがありました。PGで一番ボールを触る役割なのに、チームにだいぶ気を遣わせてしまい申し訳ない気持ちが自分の中でありました」
--フルパフォーマンスが出せないのは辛かったですね?
「めちゃめちゃもどかしかったですね」
--その中で岩手戦の最後のパスカットは痺れました。
「魂のカットでしたね。でもあれで肩をやってしまったんですよ。あの試合は自分のシュートもよく入って「いけるかな」と思っていたんですけど、時間が経てばたつほど悪くなっていって」
--今日のパフォーマンスはいかがでしたか。積極的でシュートタッチも良かったように感じましたが?
「今日は残り2試合ということで、先のことを考える必要もないし、痛み止めをたくさん飲んで臨みました。今週の練習からフィジカルを嫌がらずにガツガツ行こうと決めていたので。前半はいい感じで出た部分もあったと思うけど、チームとしてはターンオーバーが多くて」
--しっかり治して来季を目指す感じですね。
「今シーズンもベンチには入れると思います。やれることはいっぱいあると思うし、僕は声が通るので、チームが沈んだ時なんかに声を出して、いかにチームを鼓舞できるか。今日はちょっと静かだったんで、そこを僕が率先して、もっと盛り上げてやっていきたいと思います」

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試合後の感染症対策をするボランティアのみなさん。いつもありがとうございます。

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