突如崩れた第3Q 相手の修正を上回れ
21年2月26日(金)GAME① 岐阜スゥープス61-86アイシンAWアレイオンズ安城
12戦を終えて6勝6敗と目標の5割をキープしている岐阜スゥープス。今節はクラブ時代から練習試合などで何度も対戦しているアイシンAWとの2試合。過去8試合で1勝という強豪が相手だが、今季は違うというところを見せたいところだった。
前半はパス回しも良く、ノーマークで打った3ポイントシュートが次々と決まったスゥープス。15の試投で7本成功と高確率でリングに沈めた。それでもインサイドの外国籍選手に手を焼き、前半は33-34と1点のビハインドで折り返す。
しかし第3クォーターの立ち上がりに一気に離される。「相手がドライブ中心に攻撃を変えてきたが、対応ができなかった」(田中聡HC)と、ハーフタイムでの相手の修正に適応できず、ディフェンスの乱れがオフェンスにも伝播。「ボールを持って1対1で仕掛けることが多くなってしまった」(園田大祐主将)と、パス回しからフリーの選手を作る前半の攻撃が消滅しミスも続出してしまう。田中HCから「集中しろ!」という大きな檄が飛ぶ場面もあった。
前半の接戦とは裏腹に、劣勢となってしまったスゥープスだったが、そのタイミングで投入された山田洋介は持ち味のあきらめない姿勢をみせる。シュートリバウンドにしっかり飛び込み何度も2次攻撃3次攻撃に繋げ、それを決め切れば、まだチャンスができたかもしれないが、この日は最終的なシュート確率が29.2%となかなか決まらず、結果としては25点差を付けられた大敗となってしまった。
前半のリズムで40分間戦うことが出来れば、勝てる可能性もあったと考えられる試合だっただけに、もったいない敗戦とも言えるかもしれないが、負傷で離脱していた杉本憲男が復帰するなど、山田とともに明るい材料もあった。27日のGAME②では、山田のように自分のやるべきことに集中してプレーすることが最も大事なのかもしれない。
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