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大勝で決勝トーナメントに進出にリーチ

2024年7月23日
第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)グループステージ2回戦
〇グランパスU-18 5-0 愛媛FC U-18

【試合の概要】
第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)のグループステージ2日目。初日3-2で辛勝したグランパスU-18は、同じく初戦で勝利している愛媛FC U-18と対戦。勝てば決勝トーナメント進出に大きく前進する大一番である。

貴重な先制ゴールは今季ケガで苦しんだ西森悠斗選手が決めた

【試合の流れ】
連日35度を超える猛暑の中での2連戦。グランパスの先発は、前日試合終了時にピッチに立っていたメンバーが中心で、体力の面も考慮したスタメンとなった。
ファーストシュートはエース杉浦駿吾のミドルシュート。クロスバーを越えたが思い切りが良くリズムも良かった。10分のピンチをGK萩裕陽が右手ではじいて凌ぐと、25分に先制点を奪う。右サイドから八色真人のクロスを逆サイドで伊澤翔登が折り返し、西森悠斗がきっちりと詰めた。
クーリングブレーク直後の30分にも八色が左に展開し、神田龍のクロスが相手の頭に当たってゴールへ。幸運というよりも狙った形がたまたまオウンゴールとなったと言ってもいいだろう。
2-0で折り返した後半は相手を圧倒的に押し込む展開。8分にゴール正面から八色が強烈なシュートを放つと、GKがたまらずファンブル。それをしっかりと神田が押し込んで3点目を奪った。
さらに攻め込むグランパスは19分に大西利都が2試合連続得点となる4点目を挙げ、30分には大西のシュートのこぼれ球を1年生の恒吉良真が決めて5-0。思わぬ大差の勝利でグループ首位に。最終戦は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。

【選手コメント】
八色真人

みごとなゲームコントロールで勝利に導く

昨日は初戦ということもあって、みんな緊張して蹴ってしまうことも多かったけど、今日は自分がもっとボールを呼び込んでゲームをコントロールしようと意識をしました。そうしたら思った以上にボールが触れたので、うまくコントロールできたと思います。3年生の進路のためにも頑張らないといけないし、自分がボランチとして目立たないといけないので、より高いステージでできるようにこれからもやっていきたい。個人としては勝って西が丘でリベンジしたいので、ゴールやアシストを決めて、応援してくれる家族や友達にお返ししたいと思います。

西森悠斗

西森兄弟で連日のゴール。喜びはなぜか控えめだった

スカウティングで相手はクロス対応があまり良くないと分かっていたので、自分の特長である予測の部分や、関わり続けることを意識して、ファーに流れた後でも折り返しが黒と信じて走り込みました。次も自分の特長を出しながら決めたいと思います。中学3年の時の全国大会でも脩斗が決めたら自分も決めていたので、昨日脩斗が決めたことによって、今日は自分が決めることができるんじゃないかって思っていました。なにかあるのかな(笑)グランパスのエンブレムを付けている以上、負けて良い試合は一つもないので、有利な第3戦でも変わらず勝利を目指して、チーム全員で勝利をつかめるようにやっていきたいと思います。

恒吉良真

1年生初のトップ公式戦ゴール(背中でごめん)

セカンドボールの大切さはチームの中で共通して持っているので、がむしゃらに前に落ちてくると期待して走っていたらこぼれてきました。ファーストタッチがうまくいったので、もう打つしかないっていう気持ちで振り抜いたら決まって良かったです。1年生最初のゴールというのはうれしいですね。でもまだボールロストがあったので、そこは改善していきたいですし、またチームの勝利に貢献したい。この1点に満足せずに、2点目、3点目と決めていけるように頑張りたいと思います

森壮一朗

無失点勝利でも気を引き締める

シーズンが始まってから無失点で終わる試合がほとんどなくて、失点が多いと言われていたので、だからこそ無失点で行こうという声掛けは毎試合やっていました。今日は複数得点を取っても集中力を切らさずに、声掛けも70分間通してやれていましたし、最後にけが人が出て一人少なくなっても、より集中して、一人ひとりの守備範囲を広さも出せたので、そこは成長できたところだと思います。
次の試合も消化試合ではないし、そこで勝つことが準々決勝に向けて勢いをつけることにもあるので、総力戦という意味でも、出た選手がより自分のプレーを出して、目の前の試合の勝利というものをどん欲に奪っていきたいと思います。

もし、気に入っていただけたらご支援いただけるとありがたいです。また速報でまだ写真整理ができていないためおまけもありません。

明日中に帰名しないといけないため、3日目と準々決勝は取材できません。でも魂みたいなものは山口に置いて帰ります。(カズかよ!)
準決勝のレポートをお楽しみに。

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