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Mr.スゥープスのブザービーター再び  劇的勝利で強豪岩手を下す

21年1月23日(土)岐阜スゥープス対岩手ビッグブルズGAME2

岐阜97-94岩手

前日のGAME1では、個人の力の差を見せつけられて完敗を喫した岐阜スゥープス。その夜、すぐにVTRを見て相手を分析、意見をぶつけ合いながら修正点を洗い出した。そして臨んだGAME2。試合は劇的な形で決着を迎えた。

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 この日のスゥープスは序盤から選手の動きが違っていた。戦う姿勢を前面に出し、前日の試合ではほとんど取れなかったオフェンスリバウンドにも競り勝ち試合の主導権を握る。

「昨日のような(大敗の)ゲームをして、すぐに映像で振り返った。自分たちはディフェンスのチームなんだと、少し外国人選手たちとも言い合って、今日の朝まで衝突していました。でもそこは譲りたくなかった」とチームの柱である田中昌寛。建設的な意見のぶつけ合いが選手たちの心に火をつけ、スゥープスらしい粘り強く激しいディフェンスとなり、前日からシュートタッチの良かった主将・園田大祐やママドゥ・グアイらが得点を重ね、22-21と1点リードで第1ピリオドを終える。

 第2ピリオドの主役になったのは荒川凌矢。園田へのアシストを皮切りに、自分でも攻める姿勢をみせ次々とシュートを沈める。外国籍選手を休ませるためにオンザコートワンにした苦しい時間も、増本優太がしっかりと身体を張ったプレーでチームに貢献。前半は43-40とスゥープスがリードして折り返した。

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 ただ、昨季もこうした展開は何度もあり、第3ピリオドで崩れる展開が多かったスゥープス。決して油断はできないとハーフタイムで気持ちを引き締め直した。

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