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ヴェルブリッツ 23-24開幕戦白星発進

ジャパンラグビーリーグワン第1節(12月9日)
〇トヨタヴェルブリッツ15-8リコーブラックラムズ東京

フルハウスの瑞穂ラグビー場で行われた開幕戦は、開始3分にヴィリアメ・ツイドラキがトライを決めるなど、ホストのヴェルブリッツが猛攻を仕掛け、11分にも岡田優輝が産まれたばかりの子供に捧げるトライを決めリードを広げた。

その後、守備を立て直した相手を攻めきれず前半を12-8で折り返したが、後半は無失点に抑え、なんとか15-8で勝利をもぎ取った。

ウィリアム・トゥポウ

試合を振り返って
「両チームともフィジカルなチームだった。なので、私は自分の役割をしっかりと遂行することを考えていた。姫野と一緒に強いフォワードパックを出していこうと話していた。開幕戦のホストゲームでしっかり勝てたことに満足している」

FWでの出場で意識したこと
「私の役割はできる限りの激しさを出すこと。そこをしっかり出していきたいと考えていたのでBKからFWにコンバートした。その仕事をするために今日は意識して激しさを出してやっていった」

FW出場でワクワク感もあったのか
「ラグビーはコンタクトがより激しい。それは自分の得意としている分野。激しいコンタクトには子供のころから慣れている。それが今も生きていると思う」

87分にピンチを凌ぐプレーがあったが
「自分の強みはずっとディフェンス。しっかりとプレーを先読みして、それに対してしっかり働きかけるようにしている。それにプラスして、やはりいいフォワードパックや他の選手たちとしっかりつながっていくことも大事にしている。なので、あそこでたまたま私がああいうプレーができたが、それは私個人ではなく、他の良い選手がいて初めて出来ること。そういったチームメートと一緒に試合できることは本当にラッキーだと思う」

アーロン・スミスのプレーについて
「かなりの助けになっている。トップクラスの9番がチームに参加してくれたことは本当にラッキーだと思う。彼は常にグラウンド上でしゃべってくれる。絶対に静かになることはない。それがディフェンス、特に私たちの仕事をしやすくしてくれている。それによって私たちも自信を持って落ち着いてディフェンスができていると感じている」

ボーデン・バレットのプレーについて
「あれだけゲームを読める選手はいない。最初の10分間に見られたと思うが、彼ら9番10番のおかげで、方向性を明確にしてアタックできている。すごくシンプルでやりやすい」

10分以降は苦戦したが
「まだシーズンが始まったところ。まして彼ら2人も1週間前に来たばかりで、練習も1週間しかやっていない中であれだけのプレーを見せてくれた。もっとお互いを知って理解し合えばプレーもつながっていける。10分だけじゃなく試合を通して、最初に見せたようなパフォーマンスをやっていけるようにしたい」

優勝に向けて手応えは
「もちろんそれを目指しているが、やはり目の前の1番近い試合を大事に扱っていきたい。リーグワンの良いチームが揃っている。あまり上を見過ぎないように、1試合に集中して、ステップバイステップで改善していきたい」

アーロン・スミス

初めての日本でのゲームだったが
「今日は素晴らしい1日になった。新しいチーム、新しいスタジアム、そして今日は満席で、ファンのみなさんも同じ服を着て応援に駆けつけてくれた。チームとして非常に慎重だったが、勝利出来て非常にうれしい」

チームメートが、指示が分かりやすかったと言っていたが
「私としては周りをサポートし、チームのアタックにおいてはクリアに、コミュニケーションを取ることを心掛けている。開幕戦で自分自身の強みを生かそうと思っていた中で、周囲も非常に良く反応してくれていた。22メートルのエリアで新しいシェイプのアタックを試みて惜しいところまで行けた。そのアタックの姿勢は良かったと思うし、チームとしてはこれからよくなるだけだと思う。映像で確認して振り返りをして、トライを取り切れるように仕上げていきたい」

来日10日で仕上げたが
「RWCフランス大会の決勝を終えてからリフレッシュできた。今日80分間最後まで戦い抜くことができたのは、コーチの信頼が得られたことも非常に大きいと思っている。最後の20分間は非常にタフな試合で、勝てて良かったと思うし、やりきれたのはニュージーランドに戻ってからフィットネスやコンディションを整えることができた成果。パスのスピードにはぎこちないところもあったが、少しずつ馴染んでできたと思う。自分自身もチームのために成長しないといけない。チーム全体にインパクトは残すことができたと思うし、これからのチームの可能性にも期待を寄せている。自分も含めてパフォーマンスを高めて、いきたい。今日は試合に勝てて非常に良かった」

ボーデン・バレット

日本で久しぶりの試合だったが
「日本でのプレーが好きなのでここに戻ることができた。今日の試合に関しては、非常に優れた相手に対してフィジカルな展開になったが、結果については満足している。とはいえまだチームとして改善点がある。このチームにはまだ多くのポテンシャルがあると思う」

満員のファンを集めたが
「多くのファン、トヨタのギアを着たファンの前で、彼らの素晴らしい表情を見ながらプレーできるのは非常に大きなことだった。ファンの方々に感謝の気持ちを伝えたい」

合流して10日ほどだったが
「家族を含めてヴェルブリッツのみんなに歓迎してもらったと思う。ヴェルブリッツの一員だと感じているし、これ以上のことを自分としては求めることはできない。新しいメンバー、新しいシステムということで、連携の部分は時間がかかってしまうが、序盤は厳しくなり過ぎないように心がけているし、これから作り上げていきたい」

連携の部分では丸山凜太朗選手が交代して難しくなったと思うが
「残念ながら須郷元樹と丸山凜太朗が負傷してしまった。それはラグビーというゲームの中で残酷な一面だと思う。ただチームとしては非常に良く順応した。ウィリアム・トゥポウがミッドフィールドで出場し、ディック・ウィルソンが15番に入りながらディフェンスではフロントラインに立つなど、そういった多彩さというものが前面に出た。これからリーグワンは長いシーズンになるが、ケガもある中でチームの層や才能、多彩さは重宝されると思う」

*現在は仮のページですが、「トヨタヴェルブリッツ」を中心にラグビー情報を発信していこうと思っています。スキや支援をしていただけると非常に助かりますしやる気につながります。

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