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作り手の気持ち

職場の近くには衣料品のメーカーや問屋が多いのですが、
先日、歩いていたらビルの1Fの倉庫らしきところにジャケットやブルゾンなどが並べられ、ワゴンにはYシャツ、Tシャツが積まれていました。何気に行きすぎようとしたら、その値札にびっくり。
ワゴンは100円均一。
ベストは300円。
ジャケットは1980円。
「え? 一桁違うんじゃない?」
その横には「閉店セール」の文字が。
しかし、閉店セールにしてもこんなに安いのは初めて。
会社の方が表に出てきて説明してくれた。
「在庫をバッタ屋に渡すより、地元の方に買ってもらいたいと思って」
一所懸命に作った作り手の気持ちを思うといたたまれなくなりそうでした。
それなら、とジャケットにベストにYシャツ、Tシャツと両手いっぱい購入させていただきました。
 
食品廃棄の問題が良く取り上げられますが、衣料品も売れ残ったり、売る機会がなくなったら安価に扱われたり、ひいては廃棄の運命をたどることになります。
今回の話、SDGsでいうと、廃棄物を減らすという意味では「12.つくる責任 使う責任」に該当しますが、適正な価格で販売し、企業が成長していくべきという意味では「8. 働きがいも経済成長も」にも関係してきそうです。

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