Battle of the yearに出るということ。
まず僕たちYELLOW SUNSは、めちゃめちゃ興味なかったんですよね、BOTYに。
そもそもショーして、順位決められるのも訳わかんないし、BOTY Japanを必死で戦っているBBOYたちがカッコいい!と思って見たことさえ無かったんです。
※そう見てなかっただけで、かっこいい人達は確かに居ました。本当にすいません。
ちなみに僕自身はFreestyle sessionやBboy summitで育てられた、いわゆるVHS黄金期babyなんですが、その当時は、BOTY見てたんです。
96年くらい〜2001年までのBOTYは、それこそ「テープが擦り切れるほど」見ました。
じゃあなんでこんなにもBOTYに興味無かったんだろ〜って考えると自分でも良く分からんのですよ。
ただ、単純に日本のBattle of the yearの舞台に立って、ショーケースする自分たちがカッコいいとは思えなかったんですよね。きっと
バトルにルーティーンが増え始めた2000年代初頭から、「その流れ」がアホらしいと思っていたし、日本の「一撃」があのショーをしてからは、自分たち(自分自身)があれ以上のショーを作れるとは思わなかったし、そういうチームも現れないと思っていたので、本当に冷めていたんですよね〜。
そして、2004年にアメリカでみた、Freestyle session8でルーティンの価値観もさらに変わりましたし、同タイミングで見に行ったbboy summitXでBBOYINGそのものの価値観も全て変化してしまったんですよね。
とにかく、色んなタイミングはあったにせよBOTYという舞台には、とにかく冷めきっていたんですよね。当日流行っていた「世界にいく」っていう言葉もアホらしかったんです。笑
ここ数年間のBOTY事情はあんまり分かんないんですけど、自分たちが「YELLOWSUNSでBOTYは出なくていいでしょ〜」となってから、もう10年は経つと思うんですよね。
それから自分たちにも後輩ができて、CREWのなかにも新しい感覚のヤツが数人いたりする。もちろん自分自身の感覚も、大きく変わっている部分もあるし、「このままで大丈夫か?」って少しだけ思うときもあるんです。少しだけですが。
BBOYを続けるにあたって、僕が大事にしてるのは、それが「未来につながるか」ってことと、「クリエイティブかどうか」です。はっきり言っちゃうと、「BOTYに出ること」は今までこの2つには当てはまらななかったんです。
クリエイティブなショーしてもサブいだけだし、未来への光が一筋も見えなかったんです。笑 地元のCLUBでゆるいショーケースしてたほうが、よっぽどクリエイティブで未来があったんですよ。
でも今はそう思わないです。
自分のためだけじゃないし、形にする面白さがBOTYでもいいじゃないってなってきた。これは自分が丸くなったのか、BOTYが変わったのか、わかんないけど。笑
まぁーとにかく紆余曲折を経て、今年はBOTYに出ようとおもうんです。
真面目だけど、適度な感じで。勝つために行くって感じじゃなくて、形にしにいく作業だとして。
全然練習できてないけど。。
色々言ったんですけど、実際のところ、モータルコンバットのみんなや、フローリアーズのみんなの計り知れない努力があって、今こうやって自分が「出てみよう」となったのは事実だと思います。
冷めていた自分と同軸で、果敢にチャレンジしていた人たちの結果が沢山残っていて、それが未来にも繋がっている。
誰かがこうやって頑張り続けたおかげでイベントも成立してると思うし、成立してなかったら、そもそも僕らが出ようか出ないかの選択肢にさえ上がらなかったとも思います。
(世界大会と名を打つほかの訳分かんないイベントと比較したら分かりやすいでしょう?)
世界を三連覇してたり、ベストショーさらっと取ったり、世界の舞台でいっぱいに活躍してるのを見ると、本当に誇らしいスネ。そうゆう過去のヒーロー達(現在も、ですが)を見習って自分たちは自分たちにしか出来ないことがあると思い、反面教師のように十分にBOTYを楽しんでいきたいと思っています。
クリエイトしていくこと、それを繋いでいくことですね。
......てゆうか、近年こんなにもBOTYについてアツく語る人っているか!?笑
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