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【展覧会レポ】モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて

こんばんは。

本日はSOMPO美術館で開催している『モンドリアン展』に行ってきました。

緊急事態宣言で急遽美術館が臨時閉館していたため、1ヶ月ぶりにようやく観覧することができました。

明日までの会期ですが、既にチケットは完売してしまっているようです。

↓公式サイトは以下です↓


SOMPO美術館がリニューアルしてから初めて訪れましたが、全く別の建物が立っていて驚きました(笑)。展示フロアが3階分あり、現在は閉まっていましたがカフェとショップの併設するフロアとエントランスフロアの全体で5階建ての構造となっていました。


展示内容は撮影ができなかったのでご容赦ください。以下は展示会最後にあるフォトスポットです。



モンドリアンと聞くと、コンポジション的な作品を真っ先に思い浮かべてしまうのではないでしょうか?

僕自身彼の作風をそれのみしか認識してなかったのですが、今回の展示会を通じて様々な時代背景や関わった芸術家の影響を受けつつよく知る作風にたどり着いたと知ることができました。

オランダ出身の彼は、元々は印象派的な作風だったことに驚きました。色合いこそ暗い雰囲気ですが、ゴッホのように力強い筆使いの作品が多い印象を受けました。

当初は木々などをモチーフに、次第に灯台や教会へと移り変わり、それと同時に色合いも変化していきます。点描スタイルの作風があること、淡い色合いに変化したことなどは到底知りませんでした。

その後、モンドリアンでイメージする縦と横の線やいたってシンプルな着色が完成します。彼の面白いと感じた点は、新しい自分の作風ができる度、過去の自分の作品をリメイクしていくことでした。同じモチーフも作風によって全然違うのがまた面白く感じます。

画家というと病みがち、入信しがち、家庭問題引きずりがちなイメージがありますが、モンドリアンはかなり長寿に生きられたこともあり、活動を重ねるなかで様々な作風を生み出せたのではないでしょうか。そう考えると非常に現代的なイメージを受けます。

短くなってしまった会期の中で、この展覧会に行けて本当によかったと感じました。美術を勉強していると、やはり時代背景やその時代内で関わる人物との相関図などがどれだけ重要かをあらためて認識できた気がします。コロナという猛威が続く中ですが、引き続き美術への時間探求は続けていきたいなと感じました。

また、SOMPO美術館にはゴッホのひまわりが常設展示されていますのでぜひそちらもご覧ください。建物の外には複製も飾られています。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

Wup

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