非認知能力をデータで知る「私たちは子どもに何ができるのか」

おはようございます。
今日も頑張って更新していきたいと思います。最近気になっている、「非認知能力とは何か?」、そして、「非認知能力は、どうすれば伸ばせるのか?」を教えてくれる本です。

『私たちは子どもに何ができるのか』

主に、貧困層の子どもたちを対象に、数々の研究に裏打ちされたデータから、非認知能力を伸ばすためのヒントが書かれている本です。

この本で特に重要だと感じたのは、以下の記載です。

  • 子どもたちがモチベーション高く成長していくには、インセンティブなどによる動機付けではなく、「内発的動機付け」が重要であり、それを維持できるのは、「有能感」「自律性」「関係性」が満たされる時である

  • 「自律性」は自分で選んで自分の意志でやっている実感を持つ時に、
    「有能感」は自分の能力をほんの少し超える課題をやり遂げた時に、
    「関係性」は他者から好感を持たれ価値を感じる時に、
    それぞれ満たされる

  • 失敗をした時には、「期待している」旨のメッセージと共に改善点を指摘することで、より成長意欲が増し、実際に結果も出る

これらは、まさに、『「非認知能力」の育て方』に書かれている考え方と整合しているし、『幸福優位7つの法則』で語られる法則とも合致しているように感じます。

やはり、他者に対して愛情をかけて、それによって自らも愛情を受け取ることで、自分自身に価値を感じて、幸福感が高まり、内発的な動機が高まること、これは、社会的な動物である人間の遺伝子に組み込まれた、種族として発展していくための特徴であると感じます。

また、人から言われたことをやるのではなく、自分で決めたことをやる、自分が目指す目的に向けて行動する、そのことによって、自分がこの世界に影響を与えられる実感を得られ、幸福感を得られ、成長していける、ということも、納得感があります。

更に、自分の目の前のこと、ゾロサークル、影響の輪に集中しながら、少しずつでも達成し、有能感を得ながら、幸福感も高めることで、次のチャレンジに繋げていく、これも本当に重要なことだと感じます。

今後、子どもたちと接する時には、
引き続き、

  • 自分で決めてもらう

  • 課題の難易度を見極める

  • 愛情深く関わる

これらを意識しながら、非認知能力を高めることを目指したいと思います。

本書では、多くの研究事例が紹介されているため、最近話題の非認知能力が、実際のところ、データでどのように証明されているのかを知りたい方には、ピッタリではないでしょうか。

皆さんも、本書を読んで、
ファクトに基づく子育てのヒントを掴んでいただきたいと思います。

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