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(最終984位)パラドックス環境のバンギルガルガン(ポケモンSVダブルS3初期・セカコロ予選用)

はじめに

どうもWTRといいます
新環境に合せて2月初頭につくったパーティを公開します
執筆時点(2023/2/18)で順位3桁で、弱いパーティではないと思います

セカコロも3次にはいけなかったものの、勝率は6割ほどありました
もっと上手い人の記事なんて星の数ほどありますが、パーティができるまでの過程の1つとして参考になればと思います

環境予想

S3からパラドックスポケモンが使用可能になり、多くの人がパーティの変更を余儀なくされたかと思います

揃いも揃ってバケモノみたいな合計種族値で、特に素早さのインフレが顕著です
14体のパラドックスポケモンの素早さ種族値は早い順に136・135・119・116・111・110・108・106・101・87・81・72・55・50であり、特性によりさらに素早さが上がる可能性を考慮すると、スカーフで先制することさえ難しいです

こういった理由から、今までよりS操作が大切な環境だと考えました
上からハバタクカミやテツノツツミに殴られ続けるのはそれだけでダメージレース上不利です

軸の選定

そこで、おいかぜ天候によるS上昇特性トリックルームの3つのギミックのうちどれかを軸にしようと考えました

パラドックスポケモンは高火力なポケモンも多く、おいかぜやトリックルームを使うターンさえ惜しいと考え、バンギルガルガンを採用することにしました
他の天候ではなく砂にした理由は、環境に増えそうなハバタクカミやテツノツツミに対してタスキ潰しになるスリップダメージを出せるからです
あと単純に使ってみたかったからです

残りの4体

他のプレイヤーもS操作をしてくることを想定し、その対策枠を考えました
おんみつマントファイアローやヤミカラスのおいかぜは防ぐのが困難なのでせめてトリックルームは防ごうと思い、また、ほろびパも散見されたためちょうはつ持ちを一体は採用することにしました

そこで、バンギルガルガンで削ったあとのスイープ役にもなれるハバタクカミを採用しました
技範囲は妖+霊でほとんどのポケモンに等倍以上を取れるため、ちょうはつを無理なく採用することができました
ウインディのおにびやモロバレルのキノコのほうしなども抑制できて使いやすかったです

次は、ここまでの3体が苦手で採用率が非常に高いテツノカイナの対策を考えました
バンギルガルガンに対して初手で出てくることが多く、またほとんどがねこだまし持ちであるため、特性せいしんりょくのポケモンを対面させて有利を作ろうと考えました
そこで、タイプ相性上不利を取らず強力な火力を誇るカイリューせいしんりょくで採用しました
マルチスケイル潰しのため初手にねこだましを打ってくることがほとんどで、多くの試合でテツノカイナの1ターン目を腐らせることができました
バンギラスを採用してる以上、マルチスケイルは機能しない場面が増えそうなためこれで正解だと思いました

ここまでは先発バンギルガルガンの前提でパーティを考えましたが、相手が天候パだったり、岩半減が多いとさすがに選出できないので、その場合に必要なパーツを探しました

カイリュー・ハバタクカミに強く使用率上位にいるハバタクカミ・テツノツツミをもう少ししっかり対策するために、ハッサムを採用しました
バレットパンチがハバタクカミ対策だけでなくスイープ性能も兼ねているため、選出率はかなり高かったです

最後はイッカコノヨや他の強力な物理アタッカーへの対抗策としてウルガモスを採用しました
草テラスで採用し、テツノツツミやイダイナキバにも強く立ち回れるようにしています

個別解説

ルガルガン(昼) @きあいのタスキ

すなかき ようき
実数値: 151-167-85-67-85-180↑
努力値: 4-252-0-0-0-252
テラスタイプ:ゴースト
いわなだれ じならし がむしゃら まもる

カイリューやハバタクカミが敵の上を取れるようじならしを採用していますが、あまり使用機会に恵まれず他の技でもいいかなと思っています
がむしゃらはヘイラッシャ対策に必須です

バンギラス @とつげきチョッキ

すなおこし いじっぱり
実数値: 207-204↑-130-103-120-82
努力値: 252-252-0-0-0-4
テラスタイプ:ひこう
いわなだれ ダメおし じだんだ テラバースト

砂要因
テツノカイナやイダイナキバ、コノヨザルを対面させられやすいのでテラスタイプはひこうにしています
パーティ内で最遅であるためかみくだくではなくダメおしを採用しましたが、トリル要因を何もさせずに吹き飛ばせたりと使用感はかなり良かったです

ハバタクカミ @ブーストエナジー

こだいかっせい おくびょう
実数値: 159-* -79-155-155-205↑
努力値: 228-0-28-0-0-252
H:16n-1
テラスタイプ:ほのお
ムーンフォース シャドーボール ちょうはつ まもる

スイーパー兼ちょうはつ要因
努力値振りがCSでないのは、初手で出すことが思ったより多く行動回数確保のためです
また、C無振りでもそこまで困るほどの火力不足ではありませんでした
それよりは2回動けることのメリットが大きいと思います
ハバタクカミのちょうはつは結構マイナー寄りで、あまり読まれませんでした
トリル要因やウインディ・モロバレル・キョジオーンなど搦め手を使ってくる相手には積極的に使っていきました
テラスタイプは炎で使っていますが、ミラーに強くなるノーマルなどで採用してもいいかなと思いました
マジカルシャインは、C無振り火力持ち物無しだとさすがに与ダメージが低すぎて見送りました

カイリュー @こだわりハチマキ

せいしんりょく いじっぱり
実数値: 198-204↑-115-108-120-101
努力値: 252-252-0-0-0-4
テラスタイプ:ひこう
テラバースト しんそく じだんだ アイススピナー

ねこだまし対策のせいしんりょく採用です
環境にかなり多いウインディのいかく対策にもなる優秀な特性です
テツノカイナへの打点としてじだんだを採用しました
等倍ひこうテラバースト(160)>抜群じだんだ(150)
ですが、初手から安易にテラスタルを切りたくなかったためです
結果的にドドゲザンやサーフゴー対策になっており採用してよかったです
イダイナキバはアイススピナー持ちがそこそこいるため、対面したら悩まずにテラスタルを切るようにしました

ハッサム @ぼうじんゴーグル

テクニシャン いじっぱり
実数値: 177-200↑-120-67-100-86
努力値: 252-252-0-0-0-4
テラスタイプ:ドラゴン
バレットパンチ とんぼがえり インファイト まもる

スイーパー兼対面操作
後からスイーパーとして出すのも強いですが、初手から出して後攻とんぼをする動きはダブルでも強いです
テラスタイプは「炎弱点を消したい・でもテツノカイナに抜群を取られたくない・どうせテラバーストは採用しない」といった理由から水や炎ではなくドラゴンにしました
ハッサムにいきなりフリーズドライを撃つテツノツツミはいないので、対面してもかなり勝ちやすかったです

ウルガモス @ゴツゴツメット

ほのおのからだ ずぶとい
実数値: 191-*-128↑-155-125-122
努力値: 244-0-252-0-0-12
テラスタイプ:草
ねっぷう ギガドレイン いかりのこな まもる

物理受け
イダイナキバやテツノツツミ・ヘイラッシャに対して積極的にテラスタルを切ります
敵からのデバフをいかりのこなでしっかり受けて横のアタッカーを通す動きを意識しました

選出

基本選出

先発:バンギラス+ルガルガン
控え:カイリューorハッサムorハバタクカミ

対寿司

先発:カイリュー+ハバタクカミorルガルガン
控え:ハバタクカミorルガルガン+バンギラス

寿司に対してルガルガンのがむしゃらを当てることだけを考えて動きます 
「交代出しでウェーブタックルやじしんをもらう」「先発でだしてHP1になっておく」などの方法を取りましょう
基本的には不利選出です
HP満タンのルガルガンに対して普通に攻撃してくるヘイラッシャはあまりいません

相手に岩半減や高耐久が多い場合

先発:カイリュー+ハバタクカミorウルガモス
後発:バンギラス+ルガルガンorハッサム

カイリューの火力で相手をガンガン削ります
バンギルガルガンを見ると大抵の相手は初手で格闘タイプを出してくるので実際はこの選出パターンが一番多かったです

対滅びパ

先発:ハッサム+ハバタクカミ
後発:カイリューorバンギラスorルガルガン

滅びパはハッサムで有利を取れる相手が多いので、バレパンやとんぼがえりで削ります
ハバタクカミは滅びを撃ちそうな方にちょうはつを入れます

終わりに

最終984位のレート1803でした
もっと上を目指したいです

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