(ポケモンSVダブルS2)ドレディアコータス軸

はじめに

はじめまして、WTRと申します

今までの最高順位は剣盾での900位台(ドラパセキタンザン軸)で決して上手い方ではないですが、これからダブルを始める人・マスターランクを目指している人の参考になればと思い、パーティ軸の選定から構築ができるまでを文に起こしてみました

正直に言うと自分のための備忘録としての側面が強いですが、お暇なときに読んでいただけると幸いです

構築経緯 軸の選定

• 読み合いを最低限にしたい(コンディションにプレイングを左右されないように)

• 試合をサクサクこなしたい(長引くと疲れるので)

• とりあえずの目標は順位3位

上記を解決する案として

• 高火力かつ敵全体攻撃

• 1ターン目から攻めたい

• ランクマッチがBO1であることを活かすためある程度の初見殺し性能が欲しい

これらを満たすためにドレディアの「おさきにどうぞ」+コータスの「ふんか」で上からぶっ飛ばすことにしました

• S90族のようりょくそ持ちで、晴れ下で大体のポケモンの上をとれる

• 「おさきにどうぞ」を使うことで、敵より先にこちらのコータスを動かせる

• ついでにねむりごなで多少の不利は返せる

以上の理由で、ドレディア+コータス軸から構築をスタートすることにしました。

なぜトリックルーム構築じゃないのか

• バンギルガルガンのいわなだれやねむり・挑発・トリル返しなど、ケアしなければならない要素が多い

• トリックルームを使えないとコータスがお荷物になる

• トリックルームが逆にこちらのスイーパー役の行動の妨げになることがある

シーズン1でグレンアルマ+イエッサン、裏からコータスといった編成で回していたときに感じた問題点を列挙しました
またドレディアがややマイナーであるため、行動が読まれにくいといったメリットもあります
しかし、トリックルームの択をパーティ単位で切ったために、敵に迷いなくおいかぜを使わせることになってしまったため、一長一短かと思われます

構築経緯 残りの4体

現環境で注意しなければならない並びとして以下があると考えました

• グレンアルマ+イエッサン

• バンギラス+ルガルガン

• ペリッパー+水エース

• シャリタツ+ヘイラッシャ

• イッカネズミ+コノヨザル

• タイカイデン・ヤミカラス等おいかぜ要員+アタッカー(ガブリアス・ サーフゴー等)

そこで、これらに対処するための残りの4体を考えました

最近は数を減らしていますが、出くわすと不利なもらいびグレンアルマ+イエッサンを対策するため、チョッキマリルリを採用しました
アイススピナーがフィールド破壊以外にも、最近増えているガブリアスやボーマンダ、飛行テラスタルカイリューに刺さっており優秀でした

また、グレンアルマもイエッサンもまあまあ硬く、どちらかを落として機能停止に追い込むことは難しいと考えたため、バークアウトを覚えるポケモンを採用しようと考えました
そこで、シャリタツ+ヘイラッシャ対策も兼ねたきあいだめサザンドラを採用することにしました

次に、バンギラス+ルガルガンの対策を考えました
すなかきルガルガンの高いSから繰り出されるいわなだれは、全体攻撃・ それぞれに3割で怯みとかなりの脅威です。その対策として

• ルガルガンより先に動く

• 怯まない特性やもちものを採用する

そこで、先制技持ちかつ弱点をつけるマリルリと、いわなだれを半減しかつせいしんりょく持ちのコノヨザルを採用することにしました
コノヨザルのテラスは鬼火警戒やフェアリー半減の炎が多かったですが、雨パに勝つために水を半減でき、ペリッパーの防風に弱点を突かれない水としました

最後は、雨パや寿司に強いマスカーニャを入れました

まとめると、ドレディア・コータス以外の4体の役割対象は以下の通りです

マリルリ→グレンアルマ+イエッサン、バンギラス+ルガルガン
サザンドラ→ グレンアルマ+イエッサン、シャリタツ+ヘイラッシャ
コノヨザル→ ペリッパー+水エース、バンギラス+ルガルガン
マスカーニャ→ペリッパー+水エース、シャリタツ+ヘイラッシャ

個別解説

ドレディア@こうかくレンズ

ようりょくそ
テラスタイプ:悪
177(252)-*-96(4)-130-95-156(252)↑
エナジーボール
おさきにどうぞ
ねむりごな
まもる

テラスタイプが悪である理由は、ヤミカラスのちょうはつをケアするためです
他にこいつが腐るパターンとしてねこだましがありますが、それはゴーストテラスタルではなくまもるでケアすることにしました

コータス@いのちのたま

ひでり
テラスタイプ:炎
177(252)-*-160-150(252)↑-91(4)-22↓
ふんか
かえんほうしゃ
だいちのちから
まもる

こだわりメガネじゃない理由はまもるを採用するためです
トリパのコータスと違い先発を想定しているので、様子見やねこだまし避けのまもるは必須だと考えました
もくたんと悩みましたが、「ふんか2回までならいのちのたまの方が火力がでること」「だいちのちからの威力を底上げすること」からいのちのたまにしました

マリルリ@とつげきチョッキ

ちからもち
テラスタイプ:草
207(252)-112(252)↑-100-*-100-71(4)
アクアブレイク
じゃれつく
アイススピナー
アクアジェット

MVPです
苦手なドラゴンに勝てる・ルガルガンを上から狩れる・フィールドを消せる・えげつない特殊耐久による場持ちなどなど、強すぎました
テラスタルはマスカーニャやモロバレルに勝つための草です

サザンドラ@ピントレンズ

ふゆう
テラスタイプ:鋼
168(4)-*-110-177(252)-110-165(252)↑
バークアウト
りゅうせいぐん
ねっぷう
きあいだめ

グレンアルマイエッサンには無類の強さを誇りましたが、使い勝手は微妙でした
寿司に勝つためのきあいだめでしたが、寿司→サザンドラの等倍技を耐えられない上にSでも負けてるので、他の型を考えるべきでした
バークアウトはかなり強いのでパーティから抜くことはできませんでした

コノヨザル@たべのこし

せいしんりょく
テラスタイプ:水
217(252)-165(116)↑-114(108)-*-113(20)-111(12)
ふんどのこぶし
ドレインパンチ
ビルドアップ
まもる

A 11n
H-B
特化コノヨザルの技ダメ100憤怒耐え
H-D
特化眼鏡サーフゴー鋼テラスゴールドラッシュ耐え
残りS

マスカーニャ@きあいのタスキ

しんりょく
テラスタイプ:草
152(4)-162(252)-90-*-90-192(252)↑
トリックフラワー
はたきおとす
とんぼがえり
まもる

選出と立ち回り

基本選出

先発:ドレディア+コータス
裏は相手編成によって柔軟に

対グレンアルマ+イエッサン

先発:マリルリ+サザンドラ
裏:マスカーニャ+コノヨザル

初手からバークアウトとアイススピナーで機能停止に追い込みます
バークアウトが読まれにくいのでかなり刺さりました

対バンギラスルガルガン

先発:コノヨザル+マリルリ
裏:マスカーニャ+サザンドラ

コノヨザルをせいしんりょくで採用する理由です
バンギラスがひこうテラスタルを切るかどうかを見極めるために、初手両守るから入ることがほとんどでした
お互いに初手両守るの場合は迷わずコノヨザルにテラスタルを切って耐えてました
マリルリのアクジェ+コノヨザルのドレパンで、ルガルガンに何もさせず退場してもらっていました
HP1のルガルガンを残す事態は絶対に避けましょう

対イッカコノヨ

先発:ドレディア+コータス

「このゆびとまれ」で「おさきにどうぞ」を吸われる可能性やコノヨザルの炎や水テラスタルを警戒するために、初手は両まもるです
どちらもなさそうなら「おさきにどうぞ」+「ふんか」をキメますが、ふんかの通りが悪そうならイッカネズミ方向に「かえんほうしゃ」+「エナジーボール」で落としきります
晴れ+いのちのたまかえんほうしゃなら基本的にイッカネズミは一確です(
フレンドガードがあることから、落とすのは絶対にイッカネズミからです
コノヨザルに半端なダメージを与えるのはふんどのこぶしの威力を上げるだけなのでナシです

対雨パ

先発:コノヨザル+マスカーニャ

正直かなり苦手なマッチアップです
こいつらに勝つために水テラスコノヨザルを採用したのもあり、テラスタルは躊躇せず切りました
雨パは低耐久が多いこともあり、ドレインパンチでかなり場持ちのできる印象でした

対寿司

後発にマスカーニャ+サザンドラです
サザンドラは等倍ウェーブタックルを耐えないので、ヘイラッシャのまもるタイミングで鋼テラスタルを切ると次のターンに落とされます
テラスタルの切りどころを絶対間違えないようにしましょう

対タイカイデン+ガブリアス

ドレディアコータスでぶっとばします

対ヤミカラス+サーフゴー

おいかぜ下のサーフゴーより晴れ下のドレディアの方が早いのでふんかでぶっとばします

対天候パは、ふんかを半減するポケモンが多いこともあり絶対にドレディア+コータスの並びは選出しないようにしました
逆に相手は高確率で初手天候パで来るので、対処はしやすかったです
1ターン目で裏からコータスを投げて天候を上書きし、すいすいフローゼルやすなかきルガルガンのSを落としてこちらが上から殴るというプランも考えましたが、コータスが即お荷物になるので没としました

S2最高順位800位台(シーズン終了前日)、最終日6連敗で3000位台フィニッシュでした
おつかれさまでした