会社を辞めました。

タイトルの通り、丸4年ほど勤めた編集プロダクションを、4月末付けで退社いたしました。

ずっと退社すると心に決めては、先に辞める社員が出てきたり、丁度書籍やムックの制作の忙しい時期に入ってしまったりと、なかなかタイミングがうまく合わずでした。周囲にはずっと、”会社、辞める辞める詐欺”を働いていたことを、ここでお詫び申し上げます。

退社の理由としては……2年前だったら「激務すぎて命の危機を感じたから」と大体的に言っていたと思います。全く寝られない日々、人生初の駅のホームで倒れる経験(結局、寝不足でそのまま倒れて寝ていました)、体調をズブズブに壊す……今言えば笑い話なんですけど、当時は真面目に「このままだと死ぬ」って思ってました。

当時は会社に入社したてで、そもそも1社目だしで、結構もうアレもコレもやんなきゃみたいな感じで気を張っていたところもあったなーと今は感じます。当時の限界値はとっくに突破した感じでした。「激務すぎ」がゼロになったわけではないけれど、今の理由としては、4年で培ったモノを、別の現場で果たして活かせるのか、チャレンジしたかったという部分が大きいです。

結局、1社目なので全ての基準ってその会社で。仕事の仕方や知識がそこでは通用するけれど、他の現場で通用しなかったらこれまでやってきたことの意味がないんじゃないかと思ったんですよね。そういう意味で、ホントに自分でも意識高い系かよ(笑)とか思ってしまうんですけど、自分の力を試したかったのが大前提。加えて、通用しなかった場合は、ゼロからのスタートになるわけですよね。なんというか……ゼロからのスタートでも、タイミング的に25歳…26歳になる歳だったら、「まだ許してもらえるかな」って余地があるなと思ったんです。

たとえば、リーダー性があるわけではないし、劇的な個性があるわけでもないので、“人となり”で勝負できなければ、ルックスが良いわけでもなく、“見た目”の勝負もできない。歳を重ねても勝負できるものってあると思うんですけど、私にはそれがないので、だからこそ、”年齢”っていう取柄を武器にしていくしかないなっていうのは強く感じていました。

余談ですが、このあいだ巻子さんと名古屋へ行く新幹線のなかで「婚活サイトでは年齢が若いほうが有利」という話をしていた部分と重なりました。それくらい年齢って取柄になるんですね…。

そこから新たに4年勤めたとしても、30歳。まだいろんな経験ができると思うし、吸収できることって、きっとたくさ~~~~んあるはず。別に、27、28で完璧フリーランスで働いてみたっていいわけじゃないか、という意味で、自身の次の展開を見据えた退社という部分が大きいです。


まぁ、もちろん、お金の問題も少なからずありました。最初は、「こんなに働いてこんなにしんどいのに、売り上げが足りないのなら、もうムリ」みたいな。ホントはムリせず働きたいのが一番だけど、限界値で仕事しても、この金額か…みたいな。体調を壊しても、お金がなくて病院にいけないっていうひもじい思いを思い返すとマジしんどいし

もらっていたお金が雀の涙すぎて、この時間と、この作業量で、一般的にはどれくらいのお金が入ってくるのが普通なんだ? っていう疑問が生まれていたので、自分が頑張った分だけ、自分にお金が入っていくスタイルにすれば、お金が少なかったらその分働かなければいけないし、って自分も納得できるかも、とは思いました。

と、いうわけで、5月1日付で別の会社に所属したんですが、常駐フリーみたいな感覚で、フリーランスとして、現状やっていた媒体の編集執筆は行っています。自分が頑張れば頑張った分だけ、お金が入ってくるっていう感覚で、とりあえずは様子を見たいと思います。









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