宮瀬豪という男

アプリ『スタンドマイヒーローズ』の登場人物、宮瀬豪の本編第1章『魅惑的な使用人にご注意』を読み終わった話。

マップベースで読み終わったあとエビテンス消費の個別ストーリーベースでノーマルエンドとハッピーエンドを読んだら衝撃を受けた。厳密に言えば、ノーマルエンディングの衝撃が尋常ではなかった。マジで鳥肌が全身に走った。あれは何だったのか？　理想、夢、幻想…そういった曖昧なものと現実が入り混じっている気がする。本編中のいろんな事柄が伏線であり、細かい部分まですべて帰結しているのかと考えると本当にゾッとする。これはどんな意味だったんだ、とそれを考え始めるとキリがなく、出てくる植物たちの花言葉の意味もひとつひとついろんな意味を考えてしまう。本当にすべてがあやしく見えてきて、どこまで深読みしたらいいのかわからないほどに。（ない頭で）ノーマルエンドを見たあとに、ハッピーエンドを見ても、「これは本当に“幸せ”なエンディングなのだろうか」とも、もう疑ってしまう（笑）。とはいえ、“幸せ”の受け取り方もプレイヤーの数だけあると思うので、「宮瀬が幸せそうなら私も幸せ」が正解の人もいるだろうし、“バラ2本”が正解な人もいるだろうとも考える。ただ私は完全に、乙女ゲーム脳で、ロマンティック浮かれモード的思想なので、「さようなら」の前のデート的なものを幸せと受け取らせてくれというタイプ。もともと掴みどころのない男だと思っていたけれど、それ以上に宮瀬豪という男がわからなくなった。ただ、抱えているものはかなり根深く、九条壮馬との一件に片が付いたといえど、簡単に内から取り払えるものではないことはわかった、気がする。あああああ、どこまでが曖昧なもので、どこまでが現実かわからねえーーーーー。私のない頭では少し考えただけでパンクしてしまうので、ますだと一緒に考察をしているが、どんどんハマっていくというか。どんどん謎は深まるばかり。読まなくていいところまで深読みしているかもしれない。たくさん解釈ができそうだからこそ、いろんな意見を聞きたいなと思っている。自分も再度本編を頭から読み返したいけれど、心が追っついておらず読み返せない。1週間仕事せずに宮瀬本編を考察する時間が欲しいな。

と、昨夜のプレイ後からずっと宮瀬豪のことを考えている。

どこまでも罪作りな男である。

※読み足りてない部分や読解力のなさはマジであると思うが、現状での殴り書き