【創作リンク】シンパシーサイド
monogatary.com に掲載している創作の紹介と一部引用記事。
呑まれないのもまた才能。
お題「あなたと同期しました。」
「超優秀な人型ロボットってのがいたんだわ。あったんだわ、か。いけない、いけない。超優秀だけあって、存在感というか、まぁ、質感とか喋り方も人間みたいなんだわな。抑揚とかニュアンスを上手いこと学習するんだわ。表情解析なんかも高性能でよ。
引用元:monogatary.com「シンパシーサイド」.六条河原おにび
その前に、1つ飛ばしていて、それがこれ↓
お題「俺を置いて先に行け」
なのですが、「俺を置いて先に行け!」と言って顔を立てて行ってしまって、帰ってきたときには肉塊になっていたとか惨死していたとか無残な死骸になっていた、みたいなのにキュ~ンときてしまうんですよ。そこに至る過程はみたくないんですけれど、勝手に想像してしまって。今回は惨死ENDではなくて培養ポッドENDなのですが。
そして本題。
優秀なロボットをどれくらいまで人間に近付けていいのかね、という話。そういう話になってなかった場合はすまん。
人間は心や感情があるから尊いのであって、それを人権に守られず、手順としては簡単でなくても決定という点では簡単に廃棄できるロボットに与えるのは酷だ、という説明をしようとして、
高校時代の現代文の「何を以って人間とするか」という問いを先生から投げかけられたのを思い出しますね。色々答えていくと、「じゃあこういう障害の人は?」「そういう怪我の人は?」という差別とかそういうことではなくて、定義づけと認知の乖離というかなんかそんな感じので、
だからつまり、じゃあ「人間は心や感情があるから尊いのであって」云々かんぬんと言い出すと、心や感情が無いとまではいわないけれども機能しづらい人、機能しづらくなった人は人間ではないのか?という話になるわけで。
わたくしの答えは逃げの「直感」ですね。
胎生がキモい、有性生殖がキモい、かといって卵生も無性生殖も嫌なわたくしさんにとっては、人間から産まれたら人間という感じはしますけれどもね。ヒトの精子と卵子が結合して生まれたブツが。たとえ培養ポッドのなかで育ったとしても。
気の効いたフレーズ何かないすか?
人間を定義づけると差別が生まれかねないということよね。無意識な。もう最初から見えてなかったタイプの。わたくしが差別に気を付けているみたいな物言いですけれどもわたくしは積極的ではないけれども意識あるタイプの差別意識保持者ですよ。差別意識と良心に板挟みで逆恨みするタイプの。
この創作は結局人間側の一人相撲ですけれどね。ロボットは学習して真似たものを実行しただけで、そこに人間が類似性を見つけて感情移入してしまった的な。