【創作リンク】夜ノ怪

monogatary.com に掲載している創作の紹介と一部引用記事。

話しちゃイケナイ怪物やつに相談しちゃった…

お題「よるねむれないひとへ」

子供がね、欲しくなっちゃったんだって。仕方がないよね、それが人の業だもん。世間のいう幸せの形で、社会の求める最低水準なんだもの。
  わたしは子供要らなかったんだ。だから子供産みたいって言ってくれる若い女の子のところに、そりゃ行っちゃうよ。

monogatary.com「夜ノ怪」.六条河原おにび


 monogatary.comで1000字前後のド短編BLを書いているのですが、そこでいただいたコメントから着想を得ました。

 山で妙な地蔵だか祠だかなんだかがあったからテキトーによく考えもせず拝んじゃいました!実はそれ邪神でした!みたいなね。

 でもその影響を受けるのはこの話の語り手ではなくて…みたいな。

 姑獲鳥うぶめなのか鵺なのか分かりませんけれども。昨今とか欧米ではガキニキネキが酷い目に遭う話は規制されるみたいですけど、日本の昔話ってなかなか強烈ですね。
 赤ガキさん産むときに死んだのに、赤ガキさんを守ろうとするのではなく襲うっていうのがなかなか業っぽいですね。いやいや、こちら側からすると「襲っている」ように見えるだけであちらさん側からすると「庇護している」つもりなのかも分かりませんえ。か、負け惜しみ的なあれ。
 足の引っ張り合いが好きですからね、日本。(わたくしは日本大好きです。日本にしか住みたくないです。愛国者です)。1人の不正を防ぐためならその倍の人数の幸せをドブに捨てたがりますから!全員で等しく貧しくなろう!という価値観みたいに、自分が産めないのなら他の人もガキ持つな!みたいな感じなのだとしたら、姑獲鳥を発想した人ってよく国民性をよく理解しているな~と思いました(クソでか主語)
 わたくしもそのメンタリティの人間ですからね…わたくしがタヒぬときは地球ごと爆発してほしい!!!!!

 とはいえ、解せない人間には解せない人間なりの傲慢があるというわけです。解せない(can not)傲慢はまぁ仕方ないとしても解さない(do not)怠慢に陥ってはいないかと。人には事情がありますからね。正論の対義語は暴論じゃないと言い張ってみます。