ガムをどんどん飲んでしまえ 爪切男初単行本の感想
いっしょに暮らした6年間を、「時間の無駄だったね。マジで」と別れの手紙に書いた女と、それをまるっと1冊の宝物にした男の物語です。
アスカちゃんは、キュートで柔弱で下品で崇高なミューズ。
彼女の研ぎ澄まされた本能やカンは、彼が思っているよりもずっと、実はかなり上物だと思います。
そして、爪切男がペットのアサリにみせる異常な執着は、彼のギリギリな精神と深すぎる愛情が叩きつけられてるような感じで私に襲いかかってきて、このシーン、おかしいやらかわいそうやらかわいいやらで何度も読み