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#66 その男、風とともに【書評】風の男 白州次郎

◾️はじめに

今月は第5週まであります。5週はその他諸々。
ということで今回は戦中ー終戦後の偉人。白洲次郎さん。
きっかけは長谷部選手や本田選手が海外に出た際に日本のことを知らないと話ができない、
という文脈でこの人の本を読んでいた、こともあり。


◾️要約

どんな時でも先の世を予測し、必要な行動を行う。
自分の軸に従い、周りに流されず。
私心なく、紳士に、言うべきことは言う。

◾️感想

日本の復興を支えた偉大な人。
こういう人がいたから今の日本があるんだなぁと思った。
かっこよくて頭良くておしゃれで、
メインに近いけど、首相とか真ん中ではなく、側近の立場で。
型破りヒーロー像(イチケイのカラスの主人公とか、それこそHEROのキムタク、伝わんないかな?)の基かも。

◾️要約(詳細)

◆第1章 辰巳栄一による回顧録
タイトルどおり辰巳栄一(軍人)が白州との思い出を語る。
戦争に突き進みそうな際に軍人である自分にズケズケ言うこの男こそ白州次郎。
常に時代の先を読み行動できる男。

※出逢いがありますよねー。出張時が珍しい時代に一緒になって語らう。それを覚えてる。そんな出会いあるかな?

◆第2章 幼少期からイギリス留学
白州の幼少時代。やんちゃ。
父からは本当の意味でのお洒落と農業の尊さを学ぶ。
やんちゃすぎてイギリスへ島流しに。
そこでロビン・ビングと友好を深める。生涯の友となる。
実家が危なくなり帰国する。

※やはり留学が必要なのかな、世界が広いことを知れるからなぁ。

◆第3章
樺山丑二と意気投合し、妹の正子と結婚する。
仕事は別荘を賄うためにも必要であったので海外との折衝を担う役職に就く。
樺山丑二らと話しあう中で、吉田茂、近衛文麿らとも交流を持つ。
吉田茂とはとくに性格が似ており、様々な議論をした。
この時期、戦争が悪化しそうになると白州は食糧がたらなくなると自ら百姓になった。
吉田はヨハンセングループを指揮。

※回避したいけど大きな流れが止められない、ではどうする?足りなくなるものに先手を。

◆第4章
過疎地に行き、農業する、といっても隠居ではない。
中央に目を光らせつつ過ごしていた。
そして終戦。
その後、吉田茂に請われ中央へ復帰。GHQとやりあう。
なんといっても日本国憲法。草案作りで彼らとやりとりし、着地点を見いだす。
訳も学者と二人で。

※敗戦国であってもしっかり意見を述べた人がいて今の日本がある。

◆第5章
その後もGHQとやりあいながら復興に尽力する。
私心のない人とのみ繋がり、活躍する。
吉田内閣総辞職とともに終戦準備事務局をさる。
その後再度吉田内閣時に貿易省長官となり改革を進める。
アメリカのドッジライン、緊縮財政になんとか対抗、輸出国として経済復興を狙う。
電力再編を経て、東北電力会長に。そこでも革新を続ける。

※私利私欲にまみれた人には喝を。

◆第6章
軽井沢ゴルフ倶楽部の運営に精を出す。メンバーは常に平等、の精神で紳士の倶楽部を実現。

※紳士・平等の精神、素敵。

◾️アクション

現在の流れを見極め、描く未来への行動をする。

◾️読みやすさ

★★

◾️ハッシュタグ

#白洲次郎

#風の男

◾️本に纏わるショートストーリー


「白洲次郎って知ってる?」
「知らない」
「知っておいた方がいいよ。かっこいいから」
「そうなの?」
「GHQに対抗した日本人、として有名かな」
「へぇ」
「吉田茂首相の懐刀として一緒に活躍した方」
「ふーん」
「子供の頃にイギリスに留学していて色々学んだんだって」
「いいとこの坊ちゃんか」
「かもね。けどそういう人がいてくれたから日本の今がある、金持ちの生まれでしっかり学んで私利私欲ではなく、国のために活躍してくれる人もいるんだよ。noblesse oblige: 高貴なものは社会的義務を果たすべきって考え方。」
「そうか。」
「やんちゃだったみたいだけどね、相当」
「戦争はどうしたの」
「早くからやるべきではないと思っていた。そしてそうなると食料が足らなくなるから、自ら疎開して農業してたんだって」
「へぇ」
「大勢に逆らって、自分で未来を見据えてそのための行動をするって大変だよね。家族も振り回すことになるだろうし」
「だね」
「あとは相手の意図、本質を見抜くことが上手かったみたい。アメリカ側の立場、狙いとかを探るとかね」
「海賊と呼ばれた男、の店主みたい」
「そうね、戦中ー戦後にかけては本当に凄まじい世の中を経験して、そこからそれぞれに生きがいや生きる意味みたいなものを見つけて、一人の人としてあるべき姿、創り上げたい未来に向けて努力してた人が多かったと思うよ。」
「そうだよね、世の中がガラッと、本当に変わっちゃたんだもんね」
「けどその中で、変わらない本質ってのもあるんだろうね。真っ当にいきたい、人のためにいきたい、誠実でありたいとか。」
「今もそうなのかもね」
「1つの事象がきっかけで周りの現象がガラッと変わって(通勤とか飲み会とか)、
それでも変わらないもの(人と会う、よりより社会にする)があるんだよね」
「なんだか難しい方向に。。。」
「さらにその事象により浮かび出されるものもある。貧困問題とか。
そこにその時だから対抗できることもある。全ては意思と仲間と行動次第」
「お、おう。そうだな。。。」

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ありがとうございます!
1981年生まれのエンジニア?マネージャー?。本を読んで、何か得たことを残したくnoteに書いてみています。最低週1でやってみようと思っています。妻と息子と娘と生活しています。読書家ってどういう人のことを言うのかな。