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#79 広げて畳んで、畳んで広げて【書評】畳み人という選択

◾️はじめに

第4週はビジネススキル/ライフスタイルなど。今回はこちらです。とっ散らかったまんまじゃ何も生まれない。畳んでちょーだい。

◾️要約

アイデアを実行に移す際のキーマンであり、畳み人は広げ人(何かやりたいことを熱狂者として実現する人)の右腕として、共感し、信頼を得て、pjを着実に実行するためにマネジメントを厳格にする人。広げ人の熱量をチームに伝播させる人。畳み人になることができれば、その経験を生かして広げ人になれる。

◾️感想

名企業にはリーダと参謀が必要、とはよく言われること。
松下の高橋荒太郎さん、ホンダの藤沢武雄さんなど。
右腕、参謀、畳み人。
ヴィジョンを具現化するために落とし込みが得意な人はいつの時代も必要。

この本は最後には
広げ人にもなれると書いています。
まずは言われた通りやってその上で破る。
広げていく。守破離。

選択というタイトルではあるが、
人生の場面場面で役割は変わっていい。
それを意識しながらやることが大切。

◾️要約(詳細)

◆第1章 畳み人が求められている理由
プロジェクトにはアイデアを出す広げ人とそれを実行に移す畳み人が必要。
実行に移してこそ価値があるため、畳み人こそ重宝される。

※表に出て引っ張るリーダーもいれば中で泥臭い仕事を請け負う人も必要。みんなの成果。

◆第2章 畳み人の仕事術
広げ人に自由にアイデアを広げさせるために自身はアイデアを面白がり、共犯者として振舞う。
そのため誰より広げ人を理解し、プロジェクトの細かなリスク管理を行い、誰よりも冷静に振舞う。
それが畳み人の仕事術。
そして信頼を得た上でプロジェクトの付加価値をさらにあげる提案をする。
これが決まった時は快感である。

※巻き込まれた上で中心にいる。そんなイメージ。

◆第3章 畳み人のチームビルドとマネジメント術
畳み人として広げ人の熱を伝えるために、仲間を集めるときはスペックよりのびしろに着目する。
チームメンバーの働く目的とプロジェクトの目的の共通点を探り、落とし所を探る。
広げ人の熱量の伝道師であり、翻訳者である必要がある。
一方で、現場の1番の理解者になり、判断基準を設け、その範囲内であれば自ら現場で判断する。
リスクに敏感になり、「成功はチームメンバーの手柄、失敗は自分の責任」という思いで突き進む。
これが畳み人のマネジメント。

※伝道師であり、翻訳者。むずい。人の考えの数%くらいしかわかってないだろうな、って思う時もある。

◆第4章 畳み人になるための仕事の基礎
畳み人でなくとも必要なこと、コミュニケーションとタイムマネジメント。
コミュニケーションでは主語をくどいくらい明確にして齟齬をなくす。
タイムマネジメントは時間測定と切り詰める努力をすること。
そして見直しをすること。

※他の本にもあったけど改めていってもらって必要だと思ったものは取り入れよう。

◆第5章 畳み人こそ、最強の広げ人になれる
何か新しいことをする、つまり広げ人になる場合、自分ができるからと畳み人の仕事をしてはいけない。
一人二役はしんどいし、広げるべきところで広げれず、広げ人と畳み人の競合に勝つことができない。
しっかり役割を意識して任せるところは任せる。
自分がやったら、と気になる部分でも相手に任せる。

※任せる、そして首を突っ込みすぎない。降りるのを我慢。

◾️アクション

自分が広げ人か畳み人か、どちらなのかを意識する。
(PJで変わってくるがほとんど)畳み人だと思うので広げ人だったらどう立ち振る舞うべきか考える。

◾️読みやすさ

★★

◾️ハッシュタグ

#畳み人
#たたみにん
#たたみびと
#広げ人
#ひろげにん
#ひろげびと
#アイデアパーソンと名参謀
#ジョブズとアイブ

◾️ショートストーリー

「いいこと考えた。ついてこい」
「え?なに?いきなり」
「いいから。ついてこい」
「え?・・・やだ」
「なんでよ、ついてきてよっ」
「ちゃんと話してよ」
「だからいいことなんだって、きっとこれが来る」
「えーそうなの?わけわかんない」
「もう、だからこうなんだって」
「いや、それは話を聞く限り、こっちの可能性もあるよ。これはここでこうなるかもしれない」
「そうすると、どうなるの」
「こっちはこうなるわな。君がいうこれがくる、にならない」
「あぁ、またやらない理由、やれない理由か」
「えー、そっちがちゃんと説明してないんでしょ。やめてよ悪者扱い」
「けど、これこうしたいんだけど、反対なんでしょ」
「なんでここで0か1かをはっきりさせろっていうのよ。まだ判断できる状態ではないでしょ」
「けど1でいく、進めていくってことで話をしたいのだけど」
「それはおかしいよ。やるかやらないか、やるならどんな方法で、かをまだ決めてないじゃん」
「あー、面倒だなー」
「嘘でしょ、説明責任果たしてない。てかそんなんでついていけるか」
「共感してもらうって難しいなぁ。。。」

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