いっしょに日本を「寄付大国」にしよう!
よく「日本は寄付文化がない」とか「寄付をする習慣がない」と、言われています。それってほんとうなのでしょうか?
残念ながら、データをみる限り現時点では事実のようです。
僕はリタトリップという、旅行と途上国子ども支援をかけ合わせたサービスを開発中ですが、そのしくみを使って、日本を「寄付大国」にしたいと考えています。特に開発途上国の支援としての寄付です。
この記事を読んで共感いただけるのであれば、仲間となり、いっしょに日本を寄付大国にしましょう!
この記事では、世界の寄付行為の状況を示しつつ、リタトリップが寄付文化をつくるしくみをご紹介したいと思います。
「日本には寄付文化がない」はほんとうか?
まずはじめに、ちょっと悲しくなるデータをお見せします。
「チャリティーズ・エイド・ファンデーション(CAF)」というチャリティー機関が、2009年から毎年世界の国々に寛容度に関するインタビューをおこない、ランキングとして報告書にまとめています。対象は114カ国12万1000人超の人々。質問の1つに「この1ヶ月の間に寄付をしたか?」というものがあります。
我が国日本は・・・なんと114カ国中、107位!
下から数えたほうが早いんです。2020年の調査結果ですが、その前の年も、その前も、日本は同じようにとても寄付率が低い。報告書のなかで日本は「very rich (Japan)」だと表現されていますが、寄付率はほぼ最低なのです・・・ショックです。
一方でトップはどういった国々なのか。
1位はインドネシア。インタビューを受けた人のうち83%もの人が寄付をしています。2位はミャンマー。ミャンマーは例年トップにいます。まさに「寄付大国」です。タイも例年上位にいる国です。どちらも仏教が浸透している国ですね。彼らは輪廻転生を信じています。寄付をして徳を積むことで、生まれ変わったあともよい生活ができると人々は信じているのですね。
このレポートはほかにも2つ質問があります。「この1ヶ月の間に、見知らぬ人、あるいは助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」や「この1ヶ月の間にボランティアをしたか」。
3つの項目をトータルで見ると日本はもう少し上にいるんじゃないのか、と思いたくなりますが、なんと、114位!そう、まさかの最下位なんです。
これらのデータをみる限り、確かに日本には寄付文化があるとは言えなそうですね。
なぜ寄付の習慣がないのか?
なぜ我が国には寄付を積極的におこなう習慣がないのでしょうか?よくあげられる理由は次のようなものです。
・寄付をするきっかけがない
・経済的な余裕がない
・信頼できる団体がない
・効果が見えない
など。
信仰心の厚い人のように「よいおこないをすると来世で幸せになれる」といった考え方をする人が少ないからだという理由も見られます。きっとどれも真実なのだと思います。
ただ僕は上記とは異なる視点で、理由をあげたいと思います。それは、
「人や社会の役に立ちたい思い」と「寄付行為」を結びつけるくしくみがない。
人や社会の役に立ちたいと思っている日本人って意外といるんです。内閣府の調査で、国民の約3人に2人が社会貢献に対して意欲を持っていることがわかっています。
不思議なことにその思いが寄付行為や人助けとして数値に表れていないんですよね。「金だけだして手を動かさないやつはけしからん」という風潮がまだあるのかもしれませんが・・。
先にインドネシアやミャンマー、タイなどは寄付率が高いと書きましたが、来世で幸せになるため、という理由があるようです。それって結局「自分のため」なんです。利己的といえば利己的です。でもどんな理由であれやらないより全然ましですし、僕は彼らのおこないを尊敬しています。
「寄付がもたらす幸福」のグラフでは「社会のため、人のために役に立ちたい」という純粋に他者のためという思いを持っている方が多数いることが見て取れます。それがまだ数値として見えてないだけです。僕らの国には大きなポテンシャルがあります。もったいないと思いませんか?
この「思い」を「寄付」という形に変換することができれば、日本は寄付大国になれると僕は信じています。
「寄付がもたらす幸福」のグラフの63.4%の人が全員寄付をした場合、「寄付ランキングトップ10」のグラフにあてはめると、上位3位にランクインするのです。そんなに単純ではないかもしれませんが、伸びしろが大きいことは間違いないです。
日本をどうやって寄付大国にするのか
僕が考えたのは「楽しいことが寄付になるしくみ」です。
「お金をください」とお願いする寄付ではなく、本人が心から楽しいと思えることや好きなこと、得意なことをすることで、結果的に寄付もできるしくみです。
具体的にリタトリップのしくみを使って説明します。リタトリップは旅行Q&Aと途上国支援(寄付)の2つのサービスを同時に提供します。
リタトリップでできること
旅行Q&Aでは、日本旅行に興味を持つ外国人観光客が旅の悩みや疑問を質問し、日本の各地に住むローカルの方々がサポーター役として回答します。
役立つ回答をしたサポーターにはチップが送られます。たくさんの人に「役に立つ!」と思われると、よい多くのチップを得ることができます。
チップを受け取ったサポーター全員が、開発途上国の子ども支援活動を行うNGO等団体へチップの50%を寄付します。
外国人観光客は、自分の悩みや疑問が解消できるメリットがあります。
サポーター役の日本人は「人の役に立つ」ことができるだけなく、有益な回答をするとチップ(現金)をもらえる特典もあります。またチップの半分を必須でNPO等団体に寄付することで、さらに「よいおこない」ができることになります。
これが「楽しいことが寄付になる」リタトリップのしくみです。
リタトリップによって解消するボトルネック
寄付をするきっかけがない
人の役に立つことが好きな人、旅行が好きな人、外国人の方とコミュニケーションを取りたい人、地元の魅力を世界に発信したい方は、リタトリップを使ってください。それ自体が楽しいものでありかつ「きっかけ」になります。
経済的な余裕がない
「1日100円で過ごしている人たちと比べたら、余裕はありますよね?」
なんてことは言いません。誰しも自分の生活で精一杯ですし、おいしいものを食べたいですし、旅行もしたい、と思うのが普通です。僕もそうです。
一生懸命働いて得たお金から削って出していただかなくても大丈夫。人の役に立ちたいという思いをもとに行動に移せば、その思いが届いたときチップに変わってあなたに戻ってきます。そのチップの中から寄付をしてください。
信頼できる団体がない・効果が見えない
寄付先の団体はリタトリップと提携するNPO/NGO等から選択できます。長年開発途上国で子ども支援に従事してきて、実績のある団体様と連携させていただいております。定期的に活動報告がレポートされます。どこの誰がどれだけ助けられたのか、などをしっかりと確認できます。
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このリタトリップのしくみを活用することで、日本を寄付大国にできると僕は信じています。Webアプリは絶賛開発中で、2022年2月にリリース予定です。ユーザ獲得などもこれからではありますが、国内の秘められたポテンシャルを存分に活かせるアプリになると確信しています。
このしくみを一緒に世界に広げていきたい、と思われた方はぜひご連絡ください。仲間募集中です^^
Webサイト:https://ritatrip.jp/
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