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SS イライラする挨拶代わり #毎週ショートショートnoteの応募用
イライラする挨拶代わりマシーンが研究室に立っている。博士と助手が実験の準備を始めていた。
「博士、これ何に使うんですか? 」
「何ってストレスを発散させるために使う」
ロボットは女性にも男性にも見える。
「博士、これまさかスケベな目的のためじゃ……」
「現代人はストレスも多い、このマシンで癒やしてもらう」
「癒やすってナニを癒やすのですか? 」
「ナニってナニだよ」
博士が笑いながら助手にロボットの前に立たせた。
「さぁ突っ込め! 」
「えーっ、むずかしいな」
ロボットが助手の顔を認識すると
「桃太郎がいて柿太郎や梨太郎がいないのは差別! 」
「なんでやねん! 」
思わず助手が突っ込む。ロボットの胸を叩くと何かスッとする。助手がすべてを理解した顔で博士を見た。博士は得意げに
「このロボットに突っ込む事でストレスが無くなる」
「博士、すばらしい発明です」
もちろん売れない、ロボットのギャグが寒かった。
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