SS 暑い休日【ラムネ炭酸寝顔】#毎週ショートショートnoteの応募用(450文字くらい)
「暑い暑い暑い」
「暑くなるからやめろ」
弟がうーうー言いながらだらけている。確かに暑い、飼い猫もだるそうにしている。
「ねえちゃん、猫って涼しい所が好きじゃないの」
「まぁ、そうね台所で寝てる時あるわね」
「じゃあなんで、ねえちゃんの足にいるの」
「知らないわよ」
「ねえちゃんが冷たいとか?」
弟をはたく
「やーめーろーよー」
「あーもう、うるさいラムネ買いにいこう」
「やったー」
まだ五月なのに暑い、うだるような暑さの中を雑貨屋まで歩いて、店の前のクーラーボックスからラムネを取り出す。
「二本もらいます」
「あいよー」
奥の方でおばあちゃんが眠そうにしている。お金を置いてラムネを専用の栓抜きで開ける、ブシュー、手がベトベトだ。
「ねえちゃんあけてよ」
「はいはい」
ブシュー、弟はラムネをラッパ飲みする。家に帰って台所で手を洗う、なんか眠い。
「あんたたちどこで寝てるの」
母は驚いて肩をゆする。ラムネ炭酸寝顔で猫と一緒に弟と私は台所で寝ていた。
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