SS 最高の彼女 【君に届かない】青ブラ文学部用(730文字位)
君に届かない、並んで歩きながらいつも感じる。
「なんか猫背気味?」
「だって身長がまた伸びて……」
彼女は170cmを軽く越えていた。だから自分と一緒に歩くときは、かかんで歩く。
「気にしないでくれ、俺は平気だから」
「うん……まぁ……そうだけど、バランス悪く見るかなと?」
心が痛い、確かに美人で頭も良くて背が高い彼女と並ぶと、まるで弟みたいな気分だ。
「身長ごときで、コンプレックスは無い!」
「そうよね、身長で人の価値は決まらないわ」
笑顔の彼女を見てい