SS サムライモンキーズ2(終) ケモナーワールド
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下流にかなり流されてから俺は岸辺を探した。矢が痛いが無理に抜くと傷が悪化する。深くて速い水流は徐々に浅くてゆっくりになる。このあたりは平凡な田畑が広がる平和な地域だろう。俺は岸辺に近づくように泳ぐ。船を留めるための木の杭を見つけると手で握る。足はつくのでしがみつくように這い上がった。「ここはどのあたりだ」ふらふらと道を歩いていると、猫族が近づいてきた。「あんたケガしているじゃん」猫の女の子は、俺の体をじろじろ見ている「わたしはミロ、ミロちゃんと呼んでいいわ」この