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企業や商品のブランディング、環境・防災、アーティストタイアップ、新規事業企画など、幅広…

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企業や商品のブランディング、環境・防災、アーティストタイアップ、新規事業企画など、幅広いプロジェクトの企画プロデュースを手掛け、現在も上場企業や大手広告代理店など、それぞれのプロジェクトに様々な立場で関わらせていただいております。

最近の記事

HubSpotを駆使するプロジェクトマネジメント

広告業界に身を置く者として、私たちは常に多様なプロジェクトを同時進行で管理し、クライアントの期待を超える成果を出すことを求められます。このような環境では、プロジェクトマネジメントのツールが極めて重要になります。私のチームでは、HubSpotを活用しています。このツールの多面性と柔軟性により、プロジェクトの各段階でのスムーズなコミュニケーションと効率的な作業進行を実現しています。 HubSpotによる統合型プロジェクトマネジメント HubSpotは、プロジェクト、タスク、メ

    • メタバース:新たな可能性の場

      現代社会において、私たちは日常の中で様々な生きにくさを感じることがあります。仕事のストレス、人間関係の複雑さ、将来への不安...。これらは誰もが直面する普遍的な課題です。そんな中、メタバースが注目されています。しかし、多くの人々がメタバースを単なる一過性のトレンドや金儲けの手段として捉えている現状に、疑問を感じます。 メタバースの真の価値メタバースが提供する「もう一つの世界」は、現実世界の拡張ではなく、別の世界としての可能性を秘めています。ここでは、現実世界での制約や生きに

      • 目的達成がすべて:広告手法よりも大切なこと

        長年にわたって広告業界で働いてきた私は、様々な広告手法が登場し、消えていくのを見てきました。デジタルの台頭、SNSの爆発的普及、インフルエンサーマーケティングの隆盛...。しかし、これらのトレンドに飛びつく前に、私たちが常に念頭に置くべきは一つの根本的な真実です:広告手法はどうでもいい。目的を達成できるかどうかが重要だ。 広告手法の選択は手段に過ぎない企業やブランドが広告キャンペーンを計画する際、しばしば手法やチャネルの選択に注目が集まります。しかし、これらはすべて目的を達

        • 企画の現場から学んだこと:目的、問題、課題を無視したアイディア

          企画の仕事を始めたばかりの頃、私は自分のアイディアに自信を持っていました。新鮮で革新的だと思っていたそれらのアイディアは、チームミーティングでの私の「売り込みポイント」でした。しかし、経験を積むにつれ、重要な真実に気づかされました。それは、目的、問題、課題を考慮せずに出されたアイディアは、実際にはただの「思いつき」でしかないということです。 現場での失敗から学ぶ私のキャリアで特に印象に残っているのは、ある環境プロジェクトの企画です。目新しいキャンペーンのアイディアを思いつき

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          「My GPTs」プロジェクト: AIと人間の共創によるマーケティングの未来

          最近、「My GPTs」に取り組んでみました。これは、GPTを使ってマーケティングプロセスの一部を自動化しようという試みです。全てを自動化することにも挑戦しましたが、AIに現時点の状況や個人的な好み、趣味嗜好などを共有するのは難しいと感じました。しかし、直接の会話をAIに聞かせることで、この課題をある程度解決できるかもしれません。 プロセスは以下のように分けてみました。 GPTsの役割: RFPから分析、課題設定までの自動化: このプロジェクトでは、GPTを活用してリク

          「My GPTs」プロジェクト: AIと人間の共創によるマーケティングの未来

          企画は手法ではなく考え方だ。

          ブランディングとプロモーションなどの企画では、しばしば複雑さが好まれ、高尚な言葉やわかりにくい造語が飛び交います。しかし、私が大切にしているのは「結果」です。 過去にIT会社で事業企画を手がけていた経験から、一つの確信を持っています。 それは、どんなに洗練された手法や言葉を駆使しても、最終的に重要なのは目標達成できるかどうか、ということです。例えば、5万人の会員獲得を目指す際、多くの広告会社は様々な手法を提案してきますが、その根拠や実現可能性が明確でなければ、それは単なる空

          企画は手法ではなく考え方だ。

          メタバース: 現実の代替としてのもうひとつの世界

          私は現実世界で生きていますが、必ずしも全ての人がこの現実に適応できるわけではありません。コミュニケーションの難しさ、外見へのプレッシャー、日々のストレスといったさまざまな要因が、人々を精神的に追い詰めることがあります。現実世界にフィットしないと感じている人は少なくなく、そのような状況で生きることは、時に大きな苦痛を伴います。 私は「もうひとつの世界」があるべきだと思います。それがメタバースです。メタバースは現実の拡張ではなく、全く新しい、独立した世界であるべきだとお思います

          メタバース: 現実の代替としてのもうひとつの世界

          Apple Vision Proが切り開いた新しい概念

          AppleのVision Pro。 これまでのVR体験とは一線を画し、まさに目からウロコの体験でした。PICOなどのデバイスが室内限定の使用というイメージを払拭し、Vision Proは「外に持ち出す」ことを提案しています。 私自身、長年マーケティングの世界に身を置いてきましたが、広告やキャンペーンといった表層的なものを超え、根本的な概念そのものが変わる瞬間に立ち会うのは、非常に刺激的です。Vision Proでの外出は、ただの技術的な進歩ではなく、新しいライフスタイルへの

          Apple Vision Proが切り開いた新しい概念

          従業員と経営者の心理

          従業員としての働き方には、往々にして「命令に従って目的を達成する」という意識が伴います。この考え方は、組織の構造上、ある程度は避けられないものかもしれません。しかし、この働き方はしばしばストレスと密接に結びついています。なぜなら、私たちは自分の行動を他者と比較し、命令にどれだけ忠実に従っているかで自己価値を測ろうとするからです。このような競争意識は、しばしば他者を引きずり下ろし、自分が前に出ているという錯覚に陥ることで、疑似的な進歩感を抱かせます。しかし、実際には、みんなが同

          従業員と経営者の心理

          メタバース・バーチャル・パラレル

          メタバースは、現実世界の代替としてだけでなく、新しい生活の形、新しい社会の構築に向けた可能性を秘めている。このデジタル世界では、物理的な制約や社会的な偏見が薄れ、個々人が本来持つ能力や個性を最大限に発揮できる。引きこもり、対人恐怖症、身体的な障害を持つ人々など、現実世界で生きづらさを感じている人々にとって、メタバースは新たなスタートラインを提供する。 この新しい世界の構築には、様々な角度からの深い考察が必要だ。単にテクノロジーの観点からだけでなく、社会的、心理的、文化的な要

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          「手段ありき」から「ワクワクありき」へ

          "手段ありき"――新しい案件や顧客を求める今日この頃、この言葉が頭をよぎることが増えました。長年、様々なクライアントと深い関係を築いてきた私ですが、何か新しい風を感じたくなるのは自然の流れなのかもしれません。 新しいものに対する疑問「新しい商品であれば、それは何で何をもたらすのか?」新しいものに対するこの疑問が先に立ってしまいます。このアプローチが古いと感じる人もいるでしょう。でも、私にとっては重要なステップです。 ワクワクを可視化する楽しみその答えを見つけた瞬間、見えな

          「手段ありき」から「ワクワクありき」へ

          プランナーをアサインするメリット

          ビジネスの成功には多くの要素が影響を与えますが、その中でもプランナーの役割は特に重要です。以下では、プランナーをアサインすることで得られる5つのメリットについて、具体的に解説します。 1. 商談の成功率アップ:提案の精度向上 プランナーがいると、クライアントが持っているイメージやアイディアが企画書や資料で可視化されます。これにより、意見の齟齬が減少し、商談の成功率が高まります。具体的には、プランナーが事前にクライアントとのミーティングを重ね、そのフィードバックを元に企画書

          プランナーをアサインするメリット

          ビジネス資料で見える真の目的とリスペクトの重要性

          ビジネス資料、特に企画書や計画書は、その美しいデザインや派手なビジュアルで評価されがちです。しかし、そのすべては手段であり、目的はプロジェクトの成功です。美しさだけでコンペに勝てるほど、広告主は愚かではありません。 広告主はリスクを負って事業を行っています。その覚悟は、広告会社とは180度違います。広告会社が提案する企画がどれだけ素晴らしくても、それが広告主のビジネスに貢献しなければ意味がありません。だからこそ、広告主をリスペクトし、そのニーズを深く理解する必要があります。

          ビジネス資料で見える真の目的とリスペクトの重要性

          資料作成の重要性と、なぜプランナーが手掛ける資料が違うのか?

          資料作成の重要性ビジネスの世界では、資料はコミュニケーションの基盤です。営業資料、プレゼン資料、セミナー資料など、多くの場面で資料が活用されています。しかし、ただ資料を作成するだけではなく、その資料が「伝えたいことを効果的に伝える」ものでなければなりません。 プランナーが作成する資料の特徴プランナーが作成する資料は、効果的なコミュニケーションを目指しています。美しいデザインも重要ですが、それ以上に「読み手に優しい」資料作成を重視しています。 1. 明確なメッセージ 明確

          資料作成の重要性と、なぜプランナーが手掛ける資料が違うのか?

          資料作成代行サービスはじめました。

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          多数決の先にあるもの:協議と多様性がもたらす新しい価値

          多数決での意思決定 多数決の原則は民主主義の基盤で、公正で公平な手段であることは言うまでもありません。しかし、現代の多様な社会において、それが必ずしも最善の解決策であるわけではないと私は感じています。 多数決の限界と多様性の重要性 多数決が重要な選択肢である場面も多いですが、プロジェクトや経営においては、その限界もまた存在します。例えば、企画の方向性を決定する際に多数決に頼ることがあるかもしれません。しかし、数が多い方が正義で、少ない方が悪だとすれば、多様な視点が失われ

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