ああ、横浜

 この夏、市長選挙でお騒がしい横浜に舞い戻って早7年。私毎でありますが、神戸で産まれ、小学校に入学の年に横浜に引っ越し中学卒業まで過ごしました。浜っ子と名のるには浜っ子が許してくれるかどうか判りませんが、横浜市歌はバッチリ身体に入ってます。    その後大阪、東京と移り住み舞い戻ってきた次第です。

 その前に大阪、京都、神戸圏で過ごして東京から横浜駅に立ち寄った時、横浜って地方都市だなと感じてしまいました。7年前に移り住んだ時に思ったのは、良い意味で草の匂いのする泥くさい街だと。地方から出て来た人は東京は自由と思うかも知れませんが、大都市になればなるほど息苦しい空気が増すのは否めません。そういう意味で横浜は草の匂いの残る呼吸も楽にできる街だと思うのです。

 私が義務教育を受けたのは、資料に拠ると飛鳥田市政の時代でした。大阪に移って、なんとなく自由度は下がった気がしました。今回の選挙で、誰に投票しようか考え、色々な情報の中で、現総理の地元とゆうのが、なんとも引っかかってしょうがないのです。官房長官、そしてこの過去1年、彼の言動は、どうも横浜じゃない。という事です。そこで気づいたのは、もはや横浜というのは浜っ子だけでなく、横浜市民で在りながら、中身は○○(都道府県)民なのです。そういう人達により選挙が行われてきた結果が現総理まで作り挙げてしまったのが横浜なのではないかと。奇しくも落選の会見を開いた田中康夫氏が『製造責任』の話をされていましたが、まさに現総理の息のかかる立候補者にNoの結論『製造責任』を横浜市民は下したのではないでしょうか。そこが他の地域ー表現の自由も理解する能力のない人を再選させたり、国の行事に地元民を招待する事の節操のなさを容認してしまうようなーと違う人々の街なのでしょう。

 とばっちりとしては、せっかく国政の役職を辞し離党までして横浜のスタンスを守ろうとしていたように見えた小此木氏でした。芽はあったと思いましたが「タウンニュース」で並んだ写真を見た時、多分アウトだと感じてしまいました。やっぱり地元横浜なら「パンケーキ」ではなく「ありあけのハーバー」か「シウマイ」食べなくちゃ。

 とはいえ何処に住んでも首長選挙で私が投票した立候補者は青島幸夫以外、誰も当選していません。今回もやはりで、とにかく、再選挙なら投票したい立候補者と、1回目ならこの立候補者と決断の出来ないまま投票しました。余談をまとった新たな市長が登場しましたが、先行き不透明な現実が待っています。


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