0501

はぁ、ため息、憂鬱。

昨日の日記を読み返して、弟の誕生日だったんだから祝ってあげればいいじゃない、と思いここに祝う。夕ご飯は焼き鳥屋に行って、よく売り切れているシロと皮とネギマが気に入ったみたい。私の好みかも。隣の席で、好きな映画は何よ、漫画は何よと話した。気づけば自衛隊の話。弟君が防衛大入りたがってるなんて知らなかったよ。熱量に驚いたけど、今思えばその熱量を生み出せることなんてそう多くない。向き合ったら自分のものにできそうで、掛ける声べつのものがあったかもしれないと気づく。今年のケーキはお父さんのチョイスで、とても好みの外国のチョコレートケーキだった。美味しい。特に上に乗ってる薔薇のチョコが、口のなかでとろけて好きだった。

弟のクラス文集。高校生になって、編集されてることに、みんなの文章に、楽しかったんだろうなと嬉しかった。いままで見た自己紹介で、一番きちんとマスを埋めてて、安心した。楽しめる友達と過ごせたみたいで安心した。気を遣ってばかりな生活送ってるのかと思っていたけれど、家と学校とで違う弟君みたいだった。それにしても賑やかなクラスで、仲良さそうなクラスで、わたしと弟はもちろん違う場所に居てるんだなと思わされる。

今日の話をしよう。わざわざゴールデンウィークなのに学校に来たら、休講という。一番なくなってほしい授業は残ってるみたいで、いま空腹をかかえ始まりを待っている。休み時間は山に籠ると決めていたのに、雨じゃできないじゃない。居場所がないので無人の中教室に隠れる。外から賑やかな男女の声がする。帰りたいな。