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バス釣り旅行で琵琶湖博物館に行った話

去る2022年3月後半、長期休みを利用して琵琶湖に陸っぱりバスフィッシングをやりに行って来ました。

午前10時に静岡を出発してお昼くらいに名古屋に到着、愛知県内の釣具店をいくつか梯子してから、東名ではなく一般道で行ってみようと思いたちます笑

三重県側から滋賀県へ抜ける海側のルートで琵琶湖を目指すことにしました。

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この選択が大波乱…山道と自然が雄大過ぎて運転にエネルギーを持っていかれホテルに着く頃には体も足もヘトヘトに笑

道も狭くていつ対向車が来るかヒヤヒヤする感じでしたが、けっこう交通量も多くて、山に囲まれた中に集落があったりして、ちょっとコンビニ行くにも山越えしないといけないなんて毎日大変そうだけどすごいなぁ…とか思っていました。

ホテルでしっかり休んでから翌朝、琵琶湖南湖の東岸を釣って彦根~米原まで北上し、岐阜県を経由して帰途に着くルートで計画しました。

琵琶湖のバス釣り攻略としてネット検索していたら、琵琶湖おかっぱりナビというサイトがありエリア別に、琵琶湖の岸際を完全解説されていて大変参考になりました。

運営は地元のバサーかな?お金があったら1年くらい琵琶湖に住んでバスボートに乗りながら琵琶湖のバス釣り攻略を堪能してみたいなぁ…なんて夢を想い描きました笑

到着早々目に入ったのはリリース禁止の外来魚回収ボックス。ネットでは見ていたけど本当にありました笑

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南側は陸上設置のゴミ箱型が多く、北川に行くと湖上設置のイケス型が多いようです。

琵琶湖ルール4 : 外来魚をリリース(再放流)してはいけません

恐る恐る中を開けてみると、キャンパーや釣り人が入れたであろうゴミ箱と化しているものや、空のもの、水を張ってあるものもあり、魚は入っていませんでした。

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その後は駐車場を起点にして各ポイントを順番に回りましたが、どこも釣り人とキャンパーはいるけど魚は釣れていない様子。

午前中から張り切って南湖の東岸のポイントを回ってみましたが、巻き物系から、フィネスワームまで色々試すも魚の気配がなく、どのポイントも全滅でした。

日も高くなって来てお昼がてら琵琶湖博物館を見に行くことに。

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駐車場に入る時に場内整理のおじさんに予約を取ったか聞かれて、取ってないと伝えると、予約制だから駐車してから携帯で手続きする様にと言われてQRコードの入った紙と駐車券をもらいました。

名前やメールアドレスなど簡単な情報を登録すると予約確認の返信メールが届きます。

※平日だったので運良くスムーズに取れましたが、休日や祝日なら事前に予約してから行かないと入れないかも知れません。

駐車場からちょっとした坂を登るとエントランスと館内入り口に到着。家族連れやカップルで来られている方が多かったです。

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先程QRコードから予約した返信メールを見せると受付に通してもらえるので、料金支払ってチケットと駐車サービス券をもらいます。

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※大人1人は800円、駐車サービス券は帰りに駐車券の後に投入すると駐車代が無料になります。

入館して、まず最初に琵琶湖の歴史が分かるエリアを見てみました。

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琵琶湖はもともと滋賀県の位置ではなく、三重県の伊賀市の辺りにあった小さな湖が長い年月をかけて北上しながら現在の形や大きさになったということです。

地殻変動や雨が溜まって大きくなったみたいですが、改めて自然の力に驚きました。

続いて琵琶湖にいる魚類や漁法が展示されているコーナーを見てみます。

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琵琶湖固有種としてナマズや琵琶マス、フナ、鯉などが展示されていました。

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ブラックバスやブルーギル、ライギョは生態系に被害を与える外来種として展示されておりました。

漁法についても現在も行われている伝統的な方法が解説されていて、バス釣りでフィールドに立った時に何のための仕掛けなのかとか、どんな仕組みになっているのかなど水中の様子がイメージできるようになると思います。

印象的だったのは琵琶湖で漁獲されたモエビは主に釣り用の餌として出荷されているとのことで、ビデオ付きで展示されていました。

釣り具店のエサコーナーの水槽でよく見るモエビちゃんはもしかしたら琵琶湖にいたのかも知れないですね笑

最後に1番期待していた水族館のコーナーへ

琵琶湖大ナマズ

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琵琶湖の主として紹介されているだけあって確かに堂々とした風格でした。

昔、ダイワのザ・フィッシングという番組で故、西山徹さんがルアーで釣ってるのを見た記憶があります。

イワトコナマズ

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琵琶湖の固有種らしいのですが、琵琶湖大ナマズに比べるとちょっと小さくて可愛く見えます笑

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そして外来種コーナーにバス、ブルーギル、ライギョが展示されておりました。

琵琶湖のバス釣りで有名な60アップのフロリダ系などの超大型はいなかったですが、それよりも気になったのは一般の家族連れのお客さんの反応でした。

明らかに外来種=他所から来た迷惑な魚というニュアンスで会話していたので、バス釣りが好きな釣り人としては複雑な気持ちになりました。

稚鮎の群れ

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釣り人としてはベイトフィッシュが沢山やーと思いますが、漁師さんからしたら大事な獲物みたいです。

川の魚

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琵琶湖水系の川を再現してるみたいですが、流れの方に頭を向けているのがよく分かります。渓流釣りをする時に参考になりそうですね。

そしてなぜか海外コーナーとして

バイカル湖のタイメン

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ヴィクトリア湖のナイルパーチ

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なども展示されていました。

世界釣り旅行に対する夢が膨らみ水族館を見終わった所で、お待ちかねの昼食タイム

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館内1階にある「にほのうみ」という食堂にお邪魔します。

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館内はテラス風のお洒落な内装で、窓の外からは琵琶湖が見えます。

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メニューを開くとお目当ての料理がありました!

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ブラックバスと琵琶マスの天ぷらが食べられる海の幸丼です。

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注文して10分ほど待っていると料理が出来上がり、店員さんがどれがブラックバスでどれが琵琶マスか説明してくれます笑

まずはブラックバスをガブリとひと口…

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身はふわふわしていましたが、独特の臭みというかほんのり苦味がある白身魚という感じでした。

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天ぷらでこれくらいクセがあるなら、刺身とかだと、けっこう独特の風味が強くなりそうだと思いました。

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続いて琵琶マスをガブリと頂く…こちらは正にサーモンという感じで、何も言われなければ、違いは分からないと思います。

大葉とカボチャは安定のおいしさでした笑

お支払いを済ませて帰途に着きます。

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中々良いお値段ですが、珍しいバス料理が食べられて満足でした。

琵琶湖に釣りに行こうと考えている時から予想してましたが、実際に来てみて気になったのはやはりブラックバスのリリース禁止問題です。

琵琶湖博物館を見て思うところもあったので、次回の記事はこの問題について書きたいと思います。


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