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ワカサギ釣り講座⑤~ワカサギ釣りの釣り方の流れ~

ここでは、ワカサギの釣り方の流れを見ていきましょう。
順番に解説していきます。

1 釣り座を決める
・釣りを始める前に、まずは安全に釣り座を構えることが重要です。ワカサギ釣りは様々な釣り方のスタイルがありますので、注意するポイントを確認しておきましょう。

・レンタルボートの場合
レンタルボートは最も危険度が高い釣り方のスタイルなので、細心の注意を払いましょう。
①ライフジャケットは必ず着用すること
特にお子様や釣りに慣れていない女性がいる場合は、万が一の落水の場合も考慮して必ず着用させましょう。レンタルボート店で貸してくれることがほとんどですが、頻繁にボートで釣りをするなら、サイズの合った自前のライフジャケットを用意しておくと釣りがしやすいかも知れません。

②乗船、下船時は注意する
落水でよくあるケースは乗船、下船でバランスを崩して落水するパターンです。係留ロープが結ばれている状態で、腰を低くして重心を落として、片足ずつ注意して乗船しましょう。

③悪天候時は出船しない
レンタルボートで一般的な手漕ぎボートやエレキボートは天候の影響を受けやすく、風が強い時や、波が高い時は大きく揺れますので、ボート釣りになれていない方は出船しない方が無難です。

お店によってはキャンセル料など取られることもあるかも知れませんが、万が一の事態になっては取り返しがつきませんから、事前に天候を確認して早めの決断が重要です。

・穴釣りの場合
穴釣りも釣り桟橋やドーム船と比べるとトラブルや事故が多い釣りスタイルです。

①防寒対策は十分に行う
穴釣りは湖が凍結している状態での釣りですから、防寒対策は入念に行う必要があります。寒さで釣りに集中できなくては本末転倒ですから、カイロやヒートテックなども活用して十分に防寒対策をして行きましょう。

②移動中は最新の注意を払う
穴釣りは移動中には特に注意しましょう。氷の薄い部分や、他の釣り人が空けた穴に足を取られて落水する事故もありますので、足場には注意することが重要です。

魚が居る場所は釣り場やその日の条件によっても変わってきますが、
ドーム船や桟橋の場合は、基本的にどこに落としても魚は釣れるので、そこまで難しく考えなくても大丈夫です。

レンタルボートや氷上穴釣りの場合は先行者が固まっている場所の近くが無難です。

ワカサギは群れで回遊しているのでタイミングに当たれば全体的にバタバタと釣れ始めることが多いです。

2 仕掛けを投入する
釣り座を決めたら、釣り具を準備して仕掛けを投入します。

仕掛けは針が絡まないように注意して、オモリからゆっくりと水中に落としていきます。

手ばね竿の場合は、オモリが底について道糸がたるむまでゆっくりと落としていきます。そこから少し道糸を引っ張ってオモリが底から少し浮くくらいの長さでゴム管で穂先に固定します。

手巻きリール竿はリールのクラッチをフリーにして仕掛けを落としましょう。

電動リールの場合はボタンを押すだけで仕掛けが落ちていきます。
高機能な製品であれば、ワカサギが釣れた棚をリールに記憶させておいて、次回からは毎回同じ水深で自動的に止まる設定もついています。

2 アタリがあったらアワセる
仕掛けを投入して、しばらく待っていると活性が高い場合はプルプルとしたワカサギのアタリが伝わってきます。

基本的には手首を素早く持ち上げる感じで竿をシャープにあおって、ワカサギを針掛かりさせます。

活性が高い場合や、群れが大きい場合は2匹目、3匹目と鈴なりに食いつくこともありますので、1匹かかってもあえて巻き上げずに待つのもテクニックです。

もしくはゆっくり巻き上げると、それ自体が誘いになりますので、ワカサギが次々と掛かって引きがどんどん重くなることもあります。

活性が低い場合や群れが回っていない場合は、なかなかアタリが出ませんが、手首を素早く返す要領で誘いを入れていくと食いつきやすくなります。

餌の体液が出切ってしなびた皮だけになっていると食いが悪くなりますので、頻繁に交換するのもポイントです。

3 魚を釣り上げる
魚がヒットしたら手ばね竿の場合は道糸を手繰って仕掛けを上げます。
手巻きリールの場合はリールを巻きましょう。
電動リールの場合はボタンを押すだけで自動で巻き上げてくれます。

4 針を外す
仕掛けを上げたら、針を外しましょう。
針を一本ずつ手で外しても良いですが、魚体を触るとヌメリがつきますし、仕掛けが絡んだり、針が手に刺さったりなど思わぬトラブルも起こりやすくなります。

手返しも悪くなって釣果も落ちてしまうので、ワカサギ用の針外しを使う方が一般的です。

ワカサギ用針外し(カウンター付き)
ワカサギ用水切り水槽

セッティング方法としては水切り水槽の左右のプラスチック部分に針外しを挟み込むだけです。

後はワカサギが釣れたら針外しの隙間にハリスを挟んで引っ張るだけで自動的に針が外れワカサギが下の水槽に落ちます。(ワカサギは口が柔らかいのでハリスと引っ張ると口が切れて針が外れるという仕組みです。)

必ずしも水切り水槽でなくても、プラスチックのお弁当箱などでも構いませんが、メーカーごとに専用の製品が発売されているので同じシリーズで揃えると見栄えも良くなって洗練されて見えますよ。

カウンターはついていないタイプもあるので、好みの製品を探してみると良いでしょう。

…という事で

次回は「ワカサギ釣りの釣果を伸ばす秘訣」について
詳しく紹介します。

お楽しみに!

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