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3月のできごと(本を発売するまで)②

今日は晴れときどき曇り。昼からリモート取材の予定が入っていたので、朝は準備をしていた。ところが、直前に不足の事態が起こり、取材は延期になった。その後連絡があり、次の日程はすぐに決まった。

とりあえず、一日の終りによい連絡が届いて安心した。よかった。

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本題。「本を発売するまで」の最終記録。最終チェックの校正紙を送り返したあと、月末に念願の本が届いた。立派な箱の中に入った本を夢中で取り出す。焦ってガムテープが剥がせない。紙の手触り、匂い。まるで、子供の頃に誕生日プレゼントをもらったときのようなわくわくした気分だった。

本を取り出したあとも、しばらく本を開かず表紙をじっと眺める。ところが、表紙を見ていると急に恥ずかしくなった。私、もしくは私の文章を編集した人しかわからない癖のある文章。実は今も自分の文章を読み返すのは恥ずかさでいたたまれない。

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とうとう3月31日の発売日を迎えた。前日からよく眠れず、朝の5時に目が覚める。amazonで発売されているかを確認をする。よかった。ベッドの中でほっとする。でもよく見ると、在庫切れになっている。

もしかすると、納品した数より予約した数の方が多かったのかも?といわれる。初日から在庫切れになりすごくびっくりしたけれど、すぐに在庫は元に戻った。こんな大変な時期なのに、出版社の方たちはいろいろ活動してくださっている。

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現在、多くの書店は閉店している。私の家の近くの書店も全部閉店してしまった。発売したばかりなのに…と思ったけれど、そんなことを考えてもしょうがない。書店で手にとって本を見ることはできないけれど、少しの間だけ待てばいい。

もちろんたくさん売れるとうれしいけれど、一番の目標は、漢方や薬膳に興味をもってもらうこと。時間ができたから、勉強してみようかな?という方が増えるととてもうれしい。

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今回の記事で、「本を発売するまで」は終わり。本の執筆・取材を担当させていただいたことは、私の人生の中でとても大きなできごととなった。おかげで、本を発売してから、多くの方から連絡をもらった。

まさか、本に私の名前が書かれているとは、ほとんどの人が思っていなかったようで、「名前はいってる。すごい。」と連絡がくる。なんだかとても照れくさかった。

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少しだけ過去を振り返る。私のライター人生は、最初から順調だとはいえなかった。そもそも、私はデザイン関係の仕事をしようと思っていた。まさか、ライターとしてお金がもらえるまでの仕事になると思ってはいなかった。

あのとき、ライターにシフト変更してよかった。今思えば、私は文章を書くのが好きらしい。それに、これまでの仕事の経験から人と話をすることが得意という点でも優位にはたらいた。

さて。私のこれからのライター人生どうなっていくのだろう。そして漢方・薬膳の情報を広げていく人間として、どんな方法があるのだろう。時間もあるのでいろいろ考えてみたい。

これからも、noteは続けていきたい。毎日は書けないけど、とても楽しいことに気がついた。普段文章を書いているが、自分の考えを書くことはほぼない。こんな場所が私には必要なのかも…と思い始めた。

最後に。この本を書くために、編集者さん、先生をはじめ多くの方にお世話になりました。とても感謝しています。ありがとうございました。


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