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原稿の執筆がはじまる

初めて編集者さんとお会いした日から、原稿を執筆するまで少し時間がありました。私はその間大きな書店や図書館などに通いつめ、たくさんの本を読んだり、資料を集めたりする日が続きました。

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初めて依頼があってから約3週間。依頼書・台割・イメージラフが届きます。依頼書は構成案。台割は目次。イメージラフはレイアウトです。本を書くんだという現実感が増してきます。

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最初のころは、ひとつずつ見出しや内容を提案し、原稿を納品しました。
例えば、タイトル:中医学とはなにか?というものに対し、
1. 中医学は何千年も昔からある伝統医学
2. 中医学は部分的な症状ではなく体全体を見る
3. 病気を治す薬も食べ物も源は同じという考え
といったものです。

「漢方と薬膳の基礎知識」というタイトルの通り、この本を一冊読んだだけで基礎的な知識が得られる本だと思っています。でも、最初のころは、本の意図を理解しておらず、ふわっとした構成を提案してしまいました。そのため、最初のころはすり合わせをするために何度か編集者さんとやり取りをしました。

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そして、原稿を書きはじめます。今回はワードに書きました。

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以前、私がこれまで書いた記事を編集者さんに見て頂きましたが、とても不安でした。ライターあるあるだと思います。初稿は本当に本当に緊張します…。

メールが来るのをドキドキしながら待ちます。返事は、「イメージ通りの読みやすい文章でした!」でした。よかった…。まだ始まったばかりですが、この一言にとても救われました。肩の力が一気に抜けました。(はじまったばかりなのに…)

そして、原稿を書いていると、イラストが必要だと感じました。文字だけでは伝わりにくいものがたくさんあったからです。イラストが必要な部分はその都度提案することになりました。

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ところで、私がライターとして選ばれた理由について考えてみました。私は有名なライターでもないし、ライターとしてはまだまだ露出が少ない方だと思います。そのため、私はライターとしてなにか他の人にはない強みを身に着けなければ…とずっと思っていました。

編集者さんからいわれたのは「漢方や薬膳にくわしい人はたくさんいるけど、ライターはなかなかいない。」と。私は、今まで思っていた強みを身につけられたのかも…とこのとき感じたのです。

ちなみに、私は漢方養生指導士と、医薬品登録販売者の資格を持っています。東洋医学、西洋医学どちらについても勉強しました。漢方・薬膳・薬について勉強してきたことは、今回の仕事にとても役にたったと思います。

私は編集者さんからこの話を聞いたとき、これからは「漢方・薬膳ライター」として活動していこうと決意をしました。

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3月31日発売予定です。予約を受け付けています。書店でちらっと見ていただけるだけでもうれしいです。この機会に、漢方や薬膳に興味を持つ人が少しでも増えればと思っています。


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